イ・ビョンホン、2年ぶりに来日!剣術の出来にスタッフがっかり?
韓国の人気俳優イ・ビョンホンが30日、映画『メモリーズ 追憶の剣』のPRのために約2年ぶりに来日し、都内で行われたジャパンプレミアに出席。入場時には客席間の通路を通って登場し、ステージに登壇するや「お久しぶりです」と日本語であいさつしてファンを熱狂させた。
同作は高麗王朝末期を舞台にしたアクション史劇。3人の剣士が世の中に変革を求めるべく反乱を企てるが、ユベク(ビョンホン)の裏切りによって失敗。その18年後、国内で最も権力ある男となったユベクと、彼のある秘密が描かれる。
『王になった男』以来4年ぶりに韓国映画主演を務めたビョンホンは、出演したきっかけに「愛」を挙げ、「ある意味古典的な愛ですし、現実とかけ離れている愛の物語ですが、これほど深く濃密な愛もあるんだと感じて出演を決めました」と経緯を明かした。
本作は体を張ったソード・アクションも見どころ。ビョンホンは、「『G.I.ジョー』で武術アクションは習いましたが、あの作品では少ない時間で構えや格好を習っていたので、東洋の剣術を初歩から習うのは本作が初めてでした。それで、スタッフの方には最初ガッカリされてしまって。イチから習うのは大変でしたし、その表情を見てちょっとプライドが傷つきました」と意外なエピソードを明かしたが、本編では迫力満点の剣さばきを披露している。
イベントにはゲストとして演歌歌手の坂本冬美も花束を持って登場し、「この日が来るのを指折り数えていました」と大興奮。フォトセッションではビョンホンから肩を抱き寄せるシーンもあり、坂本は感激のあまり膝が崩れそうになるそぶりを見せるなど、茶目っ気たっぷりに対面を楽しんだ。(取材・文:中村好伸)
映画『メモリーズ 追憶の剣』は2016年1月23日より全国公開