「大奥」11年ぶり復活!沢尻エリカが時代劇初挑戦で悪女&聖女を演じ分け!
江戸時代の大奥に生きる女たちの美しくも激しい戦いを描いたフジテレビの人気テレビドラマシリーズ「大奥」が2005年のドラマ放送終了以来11年ぶりに復活し、時代劇初挑戦となる女優の沢尻エリカが“悪女”と“聖女”という正反対の二人の側室を演じることが明らかになった。
今回スペシャルドラマとして来年1月22日に「第一部~最凶の女~」、翌週29日に「第二部~悲劇の姉妹~」が放送される「大奥」では、50年もの間長期政権を確立した江戸幕府第11代将軍・徳川家斉を支えた大奥の女性を追い掛ける。爛熟期を生きたといわれ、享楽的な暮らしぶりを好んだことで知られる家斉は、10人以上の側室を持ち、50人以上の子供をもうけたことから「オットセイ将軍」とも呼ばれた。「最凶の女」ではそんな家斉の壮年期、「悲劇の姉妹」では青年期を描く。監督&脚本は同シリーズを手掛けてきた林徹と浅野妙子。
2週にわたって主演を務める沢尻は、「最凶の女」では寺生まれの身分でありながら、美貌と知性で大奥の頂点に君臨した大奥史上最強の側室で、家斉の寵愛を一身に受けた“悪女”お美代、実在した側室ではなくフィクションの姉妹が登場する「悲劇の姉妹」では、妹・歌の激しい嫉妬心による策略や家斉の心移りを広い心で受け入れていく優しい姉・梅として“聖女”にふんする。「初の本格的な時代劇です。所作や言い回しなど、慣れない事がいっぱいあって、あまり思うように表現できませんでしたが、体当たりで二役演じさせていただいて、時代劇の面白さを知る事ができました」と振り返る沢尻の新境地に注目だ。
編成企画の羽鳥健一氏は「『大奥』を復活させようという機運は数年前からあったのですが、ここにきてようやく2週連続のスペシャルドラマというかたちで実現する運びとなりました」と経緯を説明。すでにクランクアップを迎えたそうで、「異なる主役二役を鳥肌が立つくらい完璧に演じ分けていただき、若さゆえの美しさと年齢を重ねることによる熟れた美しさを見事に醸し出していただきました」と沢尻の演技を絶賛し、期待をあおった。(編集部・吉田唯)
金曜プレミアムスペシャルドラマ「大奥」、「第一部~最凶の女~」は2016年1月22日午後9時~10時52分、「第二部~悲劇の姉妹~」は2016年1月29日同時刻に放送