“クリスマスの心”を失うと悪魔が惨劇を引き起こす…ホラーコメディーがヒットで初登場2位!
全米ボックスオフィス考
先週末(12月4日~12月6日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ジェニファー・ローレンス主演のアクションシリーズ完結編『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』が興行収入1,885万7,547ドル(約22億6,290万5,640円)で3週連続となる首位を獲得した。2位には、クリスマスを舞台にした低予算ホラーコメディー『クランプス(原題) / Krampus』が興収1,629万3,325ドル(約19億5,519万9,000円)を稼ぎ出すヒットで初登場した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
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『クランプス(原題)』は、“クリスマスの心”を失ってしまったある家族を待ち受ける恐怖を描いた作品。一家の息子がサンタへの手紙を破り捨てたことをきっかけに、クリスマスに悪い子供に罰を与える悪魔・クランプスを呼び寄せてしまう……。ハロウィーンを舞台にした『ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート』のマイケル・ドハティ監督がメガホンを取った。製作費は1,500万ドル(約18億円)といわれており、公開3日間で元を取った形だ。
前回ピクサー作品の中では1995年公開の『トイ・ストーリー』に次いで2番目に低いオープニング興収を記録した『アーロと少年』は、興収1,532万3,958ドル(約18億3,887万4,960円)でワンランクダウンの3位。前週比は60.9%ダウン。公開2週目のピクサー作品では、前週比で60%以上ダウンしたのは本作と『カーズ2』(60.3%ダウン)しかなく、苦戦が続いている。
同じく2週目の『クリード チャンプを継ぐ男』は、興収1,498万9,303ドル(約17億9,871万6,360円)でワンランクダウンの4位。前週比は49.4%ダウンと落ちの少ない興行で好調をキープしている。累計興収は6,458万6,859ドル(約77億5,042万3,080円)に達し、すでに製作費の2倍近くを稼ぎ出した。
今週末は、ロン・ハワード監督とクリス・ヘムズワースが『ラッシュ/プライドと友情』に続いてタッグを組んだドラマ『白鯨との闘い』、クリスチャン・ベイル、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット共演のR指定ドラマ『ザ・ビッグ・ショート(原題) / The Big Short』が公開される。(編集部・市川遥)
12月4日~12月6日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』
2(初)『クランプス(原題) / Krampus』
3(2)『アーロと少年』
4(3)『クリード チャンプを継ぐ男』
5(4)『007 スペクター』
6(6)『ザ・ナイト・ビフォア(原題) / The Night Before』
7(5)『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』
8(8)『スポットライト(原題) / Spotlight』
9(9)『ブルックリン(原題) / Brooklyn』
10(7)『ザ・シークレット・イン・ゼア・アイズ(原題) / The Secret in their Eyes』