新海誠最新作に神木隆之介×上白石萌音!東宝製作『君の名は。』来年8月公開!
映画『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』などで国内外から高い評価を集めるアニメーション監督、新海誠の3年ぶりとなる劇場映画『君の名は。』が、2016年8月に東宝の製作・配給で全国公開されることが10日、明らかになった。主人公の声は、『バクマン。』の神木隆之介(22)が担当し、ヒロインには、周防正行監督作『舞妓はレディ』でデビューを飾った上白石萌音(17)を抜てき。宮崎駿、細田守ら名だたる監督の作品を上映してきた、東宝の夏興行の大トリを務める。この日は都内で製作会見が行われ、新海監督ら三人に加え、プロデューサーの川村元気と川口典孝(コミックス・ウェーブ・フィルム)が出席した。
本作で描かれるのは、夢で見た少年と少女が経験する恋と奇跡の物語。山深い田舎町に暮らす女子高校生・宮水三葉(上白石)と、東京に暮らす男子高校生の立花瀧(神木)。ある日からお互いの姿を夢で見た、世界の違う二人の隔たりとつながりから生まれる「距離」のドラマを繊細な映像美と圧倒的なスケールでつむぎ出す。
新海監督の大ファンだったという神木は、「大好きだからこそプレッシャーも大きいですが、一生懸命頑張りたいです」とコメント。自分が女子高生の三葉になる夢を見るという設定から、女性の言葉を話すシーンも場面もあるといい、「全く未知数、監督とじっくり、納得してもらえるようにしていきたい」と意気込みを語ると、川村プロデューサーから、「セリフを聞いて観客の頭に話している男性の顔が浮かぶとき、神木さんならうれしいのでは、という話になった」と明かされ、「そうですか」と苦笑いを浮かべた。
一方の上白石は、オーディションの結果、「この人しかいない」という新海監督の意向を受け大役に抜てき。「台本を読ませていただいて、一瞬で好きになって。この作品に参加できたらどんなにうれしいだろうと思っていたので、今でも夢を見ているみたいです」と満面の笑みを浮かべた。
2002年に個人制作で作り上げた『ほしのこえ』を発表して以来、美しい風景描写と繊細な言葉の数々でみずみずしい世界観を生み出し続け、ポスト宮崎駿、ポスト細田守とも称されるなど、国内外から高い評価を集める新海監督。東宝配給により全国規模で公開される『君の名は。』について、「東宝さんには大きな舞台を用意してもらいました。それに見合うだけの、2010年代を代表する作品になると思います。ぜひ観てほしい」と自信をのぞかせた。(編集部・入倉功一)
映画『君の名は。』は全国東宝系にて2016年8月公開