新海誠監督&神木隆之介、新作アニメ『君の名は。』で相思相愛!「見ほれちゃいます」
10日、東宝配給で2016年8月に全国公開される新海誠監督の新作アニメーション映画『君の名は。』の製作発表会見に、新海監督をはじめ、声優を務める神木隆之介と上白石萌音が出席。新海作品の大ファンという神木がその魅力を熱弁すると、新海監督も「憧れの神木さんに声をやっていただけて……」と語るなど、“相思相愛”ぶりを見せつけた。この日は東宝の川村元気プロデューサー、同社と共に製作を手掛けるコミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝プロデューサーも登壇した。
本作は、互いのことを夢に見る、山深い田舎町に暮らす女子高校生・宮水三葉(上白石)と、東京に暮らす男子高校生の立花瀧(神木)のつながりを描くラブストーリー。新海監督の手掛けた『言の葉の庭』を観た後、映画の舞台を何度も訪れたという神木は、新海作品への参加について「今でもこの作品に携われていることが、信じられないくらいうれしいです」と喜びを明かす。
さらに、これまで宮崎駿監督の『ハウルの動く城』や、細田守監督の『サマーウォーズ』など名だたるアニメ監督の作品に参加してきた神木は、「新海監督の作品と出会ったとき、宮崎さんや細田さんの映画を観たときと同じような大きな衝撃というか、何てすてきな作品なんだ、こんな作品に出会えて本当に幸せだな、と思ったんです」と熱いコメント。そんな言葉に、照れくさそうな表情を浮かべた新海監督が、「毎回(神木と)ご一緒するたびに見ほれちゃいます。今もずっと横顔を見ていたのですけど、すてきだなと」と語りかけると、神木もうれしそうに「ありがとうございます!」と返し、笑みを浮かべた。
そんな本作には、キャラクターデザインを『心が叫びたがってるんだ。』などの田中将賀、作画監督を『千と千尋の神隠し』などの安藤雅司が務めるなど、一流アニメーターが集結。「今まで憧れていた方々とご一緒できている」と感慨深げに語る新海監督は、「そういう方がものすごく力を込めて、夜を徹して絵を描いてくれている。鉛筆や紙をめくる音を聞くだけで泣けてきてしまう。本当に幸せな現場だなと思っています」としみじみ。6月の完成予定に向けて製作が進行中の本作について「子供から大人、お年寄りまで、日本人以外の方にも楽しんでもらえる作品になると思っています」と自信をのぞかせた。(編集部・入倉功一)
映画『君の名は。』は2016年8月、全国東宝系にて公開