カンヌ絶賛&異例の興収!エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー来夏公開決定
2011年に亡くなり、その才能と歌声を世界中から惜しまれた歌手エイミー・ワインハウスの真実の姿に迫ったドキュメンタリー映画『エイミー(原題) / Amy』の日本公開が決定した。
10代の頃から酒と男を覚えたと言われ、15歳の時には放校処分。体にはたくさんのピアスとタトゥーが目立ち、その類いまれなカリスマ性でファンを魅了した歌姫、エイミー・ワインハウス。2003年にアルバム「フランク」でデビューしたイギリス出身のエイミーは、圧倒的な歌唱力と歌声でトニー・ベネット、プリンス、ローリング・ストーンズといった多くのミュージシャンから愛され、2006年リリースのアルバム「バック・トゥ・ブラック」は全世界で1,200万枚以上の売り上げを記録した。しかし輝かしいキャリアの一方で、スキャンダルも多く、ドラッグやアルコールに依存してリハビリ施設に入ったこともあり、2011年に27歳という若さで亡くなった。
そんな彼女の真実を映し出した本作は、第68回カンヌ国際映画祭で上映され、多くのメディアが絶賛。公開前から話題を集め、7月に封切られたイギリスではドキュメンタリー映画として、過去最高の約10億円の興行収入を記録し、全世界の興行収入はドキュメンタリー映画としては異例の約28億円に到達している。エイミーのファンに限らず、多くの音楽ファン、映画ファンから好評価を得ており、スキャンダルの裏に隠されたエイミーの真実の姿が、未公開フィルムやプライベート映像から浮かび上がっている。(数字は Box Office Mojo 調べ)
本映画には有名アーティストたちも共感するコメントを発表しており、レディー・ガガは「彼女(エイミー)は正真正銘のアーティストだった。人にはない、ものすごく正直なところがあって、そこがとても好きだった。ジャズに生き、ブルーズに生きた、そんな人だった」と自身のTwitterに掲載。最近はスキャンダルで世間を騒がすことの多いジャスティン・ビーバーも「つい涙が出たよ。メディアが彼女をどう扱ったのか、僕にはわかるんだ」とNME誌のインタビューに答えている。(編集部・海江田宗)
映画『エイミー(原題) / Amy』は2016年夏より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開