ロバート・ダウニー・Jrにクリスマスの恩赦 薬物中毒から復帰
1990年代から2000年代にかけて麻薬の不法所持などで逮捕された俳優のロバート・ダウニー・Jrが、クリスマスイブの12月24日、カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事から恩赦を与えられたと Los Angeles Times はじめ各メディアが報じた。
ロバートは1996年、自家用車を運転中にスピード違反で止められたところ、警官が車内からヘロインとコカイン、銃を発見。麻薬不法所持の罪で逮捕され有罪が確定し、1999年から1年にわたり刑務所に収監された。その後、2001年4月にまたもコカイン所持で再逮捕。3年間の保護観察処分と、1年間のリハビリ施設収容を命じられるなど、薬物中毒に苦しんだ。
2008年の『アイアンマン』への出演でアイアンマンことトニー・スタークという当たり役を手にし、現在は世界的なスターとして活躍。ブラウン知事は、ロバートがすでに社会的制裁を受けていること、法律を守る社会の一員として善行を積んでいることなどを理由に、全面的な恩赦を与えた。
同州ではクリスマスに恩赦を与えるのが恒例になっているといい、今年はロバートを含め91人が恩赦を受けたとのこと。前科が消えるわけではないが、選挙権などが復活する。ロバートは、再びトニー・スターク役を務める新作映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が来年4月に日本公開予定。(編集部・入倉功一)