『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のボバ・フェットの声を担当したジェイソン・ウィングリーンさん、死去
映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』でハン・ソロを捕らえた賞金稼ぎボバ・フェットの声を担当し、数多くのテレビドラマに出演した性格俳優のジェイソン・ウィングリーンさんが亡くなった。95歳だった。
息子のネッドさんが The Hollywood Reporter に語ったところによると、ジェイソンさんはクリスマスにロサンゼルスの自宅で息を引き取ったという。
IMDbによると、「ミステリー・ゾーン」「アンタッチャブル」などを含む200以上のテレビドラマに出演。「逃亡者」「FBI」「鬼警部アイアンサイド」にはそれぞれ6回ずつ出演し、計18の役を務めたという。
ジェイソンさんがお茶の間の顔となったのは、1976年から計7シーズンにわたって放送された「オール・イン・ザ・ファミリー(原題) / All in the Family」と続編「アーチー・バンカーズ・プレイス(原題) / Archie Bunker’s Place」でのバーテンダー、ハリー・スノーデン役。このドラマのギャラのおかげで老後を楽に過ごせたとインタビューで語っている。
『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』では、ヨーダの役でオーディションを受けたものの、落ちてしまい、代わりに4行のせりふしかなかったボバ・フェット役を手に入れたという。「実際に仕事をした時間は、あいさつを抜いたら10分程度だったと思う」と以前にコメント。ジェイソンさんはクレジットに名前は出ておらず、声を担当していたことは2000年ごろまで知られていなかった。ボバ・フェットのおもちゃに声が使われたりもしたが、そのギャラはもらっていなかったという。
ジェイソンさんは1990年代に「となりのサインフェルド」と「新・夜の大捜査線」に出演した後、引退をしている。(澤田理沙)