「ゲーム・オブ・スローンズ」作家 新刊の締め切りを逃す
テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者ジョージ・R・R・マーティンが、新刊「ザ・ウィンズ・オブ・ウィンター(原題) / The Winds of Winter」を締め切りまでに完成させることができなかったことをブログで発表した。
これにより、4月からアメリカで放映される第6シーズンが小説よりも先にストーリーを展開していくことになると TV Line などは報じている。
「『ザ・ウィンズ・オブ・ウィンター』は完成していない。この言葉を書くのは僕もつらい。がっかりしているだろう。みなそうだ。編集者、出版社、HBO局、エージェントたち、海外の出版社、翻訳者もがっかりしている。でも、誰よりもがっかりしているのは僕自身だ。2015年の12月31日までに『ザ・ウィンズ・オブ・ウィンター』を完成させたとどんなに言いたかったことか。でも、未完成だ」とジョージは書いている。
完成しなかった理由には、旅に出たり、ほかの仕事やブログを書いたり、年齢的なことも影響したかもしれないというが、ここのところ、筆が進まない日の方が多かったという。第6シーズンの前に出版するには10月31日までに本を完成させる必要があったが、それを逃し、最終的な締め切りだった12月31日時点でも、本は未完成だそう。締め切りを設けることはプレッシャーになるため、いつ完成するかはわからないと言っている。
ドラマのストーリーが先行してしまうことについては、ネタバレが起きる部分とそうでない部分があるだろうとのこと。これまでは小説を先に読んでいた人たちがストーリーを知っていたのが逆になるだけで、それをどう捉えるかは視聴者、読者次第だそうだ。
「ゲーム・オブ・スローンズ」の第6シーズンはアメリカで4月中旬に放送がスタートする予定。(澤田理沙)