「デス妻」のポーター役俳優がカミングアウト
テレビドラマ「デスパレートな妻たち」でポーター・スカーボを演じ、「LEFTOVERS/残された世界」でスコット・フロストを演じたチャーリー・カーヴァーが同性愛者であることを発表した。
チャーリーは自身のInstagramに、「自分が若いときに必要だった人間になれ」と書かれたボードの写真を投稿し、自分は小さいころから人と違うことに気付き、迷いや葛藤の末、12歳のときに「僕はゲイだ」と初めて口に出して自分に言い聞かせたと書いている。その数年後には家族に告白をし、家族は彼をなんのちゅうちょもなく受け止めてくれたことも付け加えている。
ただ、カミングアウトするということ自体に違和感があることもつづっている。「カミングアウトするのは大事だったけど、人の性的指向なんて関係ない世界を望んだ。ゲイであることなんて関係ない、もしくは、他人、同僚、インタビュアーに、わざわざゲイであることを告げる必要なんてない世界であってほしい」とチャーリーは言っている。
プライベートでは同性愛者であることを隠してはいなかったが、自分を形成する一部でしかないことで型にはめられたくなかったため、ハリウッドでは公言してこなかったそうだ。
「僕は、自分が同性愛者だと認識しているとはっきり言っておこう。でも、それってもう関係ないことじゃないのか? 僕はもっと若いころ、ハリウッドの若者にそう言ってほしかった。だから僕自身のためにも、自分が若いときに必要だった人間にならなければいけないんだ」と書いている。
チャーリーは最後に「僕の双子の弟はストレートだけど、同じくらいクールな人間だ」と付け加えている。チャーリーの双子の弟マックス・カーヴァーは、「デスパレートな妻たち」でプレストン・スカーボを演じていた。(澤田理沙)