蛭子能収、ヤクザな映画初主演作に正直すぎ「うまくできたとは思っていない」
映画『任侠野郎』(徳永清孝監督)で映画初主演を飾った漫画家・俳優の蛭子能収(68)。普段のおっとりとした雰囲気とは一転、日本刀を持ち、鋭い眼光を見せる元ヤクザの主人公にふんした蛭子は、「高倉健さんみたいな役」と役柄について説明しつつも、「自分でうまくできたとは思っていません」と正直な気持ちを打ち明けた。
本作で蛭子が演じているのは、かつて関東一円に名を轟かせた小里組の元若頭・柴田源治。過去との決別を決意し、ひっそりとクレープ屋を営んでいた柴田だったが、昔の仲間と再会したことで、彼は敵討ちのために自身が犯した殺人に関する衝撃の事実を知ってしまう。蛭子いわく、「義理が絡んで悪いヤクザの組織へ殴り込みをかけ次々とやっつけてゆくという話」とのこと。「温かい目で『どんな映画になっているんだ?』と疑問に思いつつも映画を観に来ていただけたら、ありがたいです」
蛭子のほか同作には、柳楽優弥、トリンドル玲奈、安田顕、大谷亮介、中尾明慶、やべきょうすけ、橋本マナミ、北原里英(NGT48)、大悟(千鳥)、橘ケンチ(EXILE)、佐藤二朗などの個性派キャストが集結。さらにクライマックスへ向かう重要な場面で使用される挿入歌「任侠野郎」(作詞:福田雄一、作曲:牧戸太郎)を、蛭子が歌唱することも発表された。
映画の公開日は6月4日に決定。また4月21日から24日まで沖縄県内で開催される「島ぜんぶでおーきな祭 -第8回沖縄国際映画祭-」にも出品される。(編集部・井本早紀)