日本アカデミー賞優秀賞発表!『海街diary』が最多12部門
18日、第39回日本アカデミー賞の優秀賞が発表され、是枝裕和監督の『海街diary』が、作品賞・監督賞などを含む最多12部門の優秀賞に輝いた。劇中で4姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずはそれぞれ、優秀主演女優賞(綾瀬)、優秀助演女優賞(長澤・夏帆ともに)、新人俳優賞(広瀬)に選ばれている。
同作は、「マンガ大賞2013」を受賞した吉田秋生の人気コミックを、『そして父になる』などで知られる是枝監督が映画化したドラマ。鎌倉に暮らす3姉妹と父親が他の女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中で、家族の絆を深めていく姿を追う。第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にも出品された。
選考対象となったのは、2014年12月16日~2015年12月15日に公開され、基準を満たした作品で、『海街diary』に続いて『日本のいちばん長い日』(原田眞人監督)と『母と暮せば』(山田洋次監督)が11部門で受賞。各部門の最優秀賞は、3月4日に行われる授賞式にて発表される。(編集部・中山雄一朗)
第39回日本アカデミー賞の主な受賞結果は以下の通り。
■優秀作品賞
『海街diary』
『海難1890』
『日本のいちばん長い日』
『母と暮せば』
『百円の恋』
■優秀アニメーション作品賞
『心が叫びたがってるんだ。』
『百日紅~Miss HOKUSAI~』
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
『バケモノの子』
『ラブライブ!The School Idol Movie』
■優秀監督賞
大根仁『バクマン。』
是枝裕和『海街diary』
武正晴『百円の恋』
田中光敏『海難1890』
原田眞人『日本のいちばん長い日』
■優秀主演男優賞
内野聖陽『海難1890』
大泉洋『駆込み女と駆出し男』
佐藤浩市『起終点駅 ターミナル』
二宮和也『母と暮せば』
役所広司『日本のいちばん長い日』
■優秀主演女優賞
綾瀬はるか『海街diary』
有村架純『ビリギャル』
安藤サクラ『百円の恋』
樹木希林『あん』
吉永小百合『母と暮せば』
■優秀助演男優賞
浅野忠信『母と暮せば』
新井浩文『百円の恋』
伊藤淳史『ビリギャル』
染谷将太『バクマン。』
本木雅弘『天空の蜂』
本木雅弘『日本のいちばん長い日』
■優秀助演女優賞
夏帆『海街diary』
黒木華『母と暮せば』
長澤まさみ『海街diary』
満島ひかり『駆込み女と駆出し男』
吉田羊『ビリギャル』
■優秀脚本賞
足立紳『百円の恋』
小松江里子『海難1890』
是枝裕和『海街diary』
原田眞人『日本のいちばん長い日』
山田洋次/平松恵美子『母と暮せば』
■優秀外国作品賞
『アメリカン・スナイパー』
『キングスマン』
『セッション』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
『007 スペクター』
■新人俳優賞
有村架純『ビリギャル』
土屋太鳳『orange-オレンジ-』
広瀬すず『海街diary』
藤野涼子『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』
篠原篤『恋人たち』
野田洋次郎(RADWIMPS)『トイレのピエタ』
山崎賢人『orange-オレンジ-』『ヒロイン失格』
山田涼介『映画 暗殺教室』
※最多受賞数に新人俳優賞は含まず