『エイリアン:コヴナント』はハードなR指定映画に!巨匠リドリー・スコット宣言
巨匠リドリー・スコット監督が、映画『エイリアン』(1979年)へとつながる次回作『エイリアン:コヴナント(原題)』について「とてつもなくハードなR指定作品」を撮るつもりだと、ComingSoon.netに語った。
同作は、スコット監督が『エイリアン』の前日譚(たん)として2012年に発表したSF大作『プロメテウス』の続編。銀河系のはるか彼方の惑星を目指した末に、暗黒の危険な世界にたどり着いたコロニー船、コヴナント号の乗組員たちの運命を描く。詳細は謎に包まれているが、『プロメテウス』に登場したアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)が再び登場するという。
先日、米ロサンゼルスで行われた第73回ゴールデン・グローブ賞の舞台裏で同サイトの取材に応じたスコット監督は、当時『エイリアン』で多くの観客を震え上がらせた、チェストバスターが人間の腹を食い破るあまりにも有名なシーンを観たときを振り返り、同作が「いかに恐ろしい映画なのか」に気が付いたと述懐。そのうえで、2017年の公開を予定している『エイリアン:コヴナント(原題)』において、「あれと同じことをやりたいと思っている。しかも、今回はもっと最悪だ」と語ったという。
スコット監督は、マット・デイモンが主演を務めた最新作『オデッセイ』が、第88回アカデミー賞で作品賞をはじめ7部門でノミネート。78歳にして、その創作意欲はますます冴えわたっている。その巨匠が、ついに『エイリアン』の名を冠することになった新作でどんな、「ハードR」な恐怖を演出してみせるのか。ファンにとっても待ち切れない一本だ。(編集部・入倉功一)