鈴木亮平、再び肉体改造「今回は一番本気」
俳優の鈴木亮平が28日、都内の TOKYO FM ホールで行われた主演舞台「ライ王のテラス」の製作発表記者会見に演出の宮本亜門らと出席し、「今回は一番本気」と作品に懸ける意気込みを語った。
本作は、三島由紀夫がアンコール遺跡の一つ、アンコール・トムに創作の着想を得て執筆した戯曲を基に、実在したカンボジアの王ジャヤ・ヴァルマン7世が、今もなお圧倒的な存在感を誇るバイヨン寺院の建設に挑む姿を描く作品。
映画『俺物語!!』では30キロ増量するなどストイックな役づくりで知られる鈴木は、本作について「今までの作品も全部本気でやってきたつもりですが、今回は一番本気です!」とコメント。“カンボジア最強の王”を演じるにあたって、「三島由紀夫さんに『美しい』と言ってもらえる」ような体を目指すといい、「アンコール遺跡に負けない、1,000年残る舞台を作り上げたいと思っています」と宣言した。
さらに鈴木は、事務所の先輩で王を演じた経験が豊富な吉田鋼太郎に相談したことを告白。吉田から「大きい声だよ! あと、いつでも誰にでも『お前、死刑!』って言えること」とアドバイスを受けたことを明かして会場を笑わせたが、これには宮本が「忘れてください!」とツッコミを入れる一コマもあった。
この日は鈴木と宮本のほか、共演の倉科カナ、中村中、吉沢亮、大野いと、神保悟志、鳳蘭が出席。ダンサーによるカンボジア伝統舞踊も披露され、柔らかな動きや激しい動きを見せるダンサーたちを、キャスト陣や宮本も興味深い様子で鑑賞していた。(取材・文:岸豊)
舞台「ライ王のテラス」は3月4日(金)~17日(木)、赤坂ACTシアターにて公演