『バック・トゥ・ザ・フューチャー』デロリアン35年ぶりに製造へ!
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで有名になった車デロリアンが、35年ぶりに製造されることが明らかになった。地元・米ヒューストンのニュース番組KPRC2が報じた。
デロリアンは、1981年から1982年という短い期間に北アイルランドで製造されたデロリアン・モーター・カンパニーのスポーツカー「DMC-12」の通称(1982年に会社は倒産)。生産終了後の1985年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして使われ、その希少性も相まって現在でもカルト的な人気を博している。
デロリアン・モーター・カンパニーの権利を獲得し、1987年からヒューストンを拠点にデロリアンの修理・中古の販売を行ってきた同社CEOのスティーブン・ウェイン氏は「このときが来るのを待ち望んでいました」と喜びのコメント。自動車に関する法規制が変わることによりデロリアンの再製造が可能になったといい、2017年の初めには1台目を完成させ、第1弾として週1台のペースで計300台程度を製造する予定だと語った。
販売価格は、どのエンジンを使うかにもよるが10万ドル(約1,200万円・1ドル120円計算)弱を見込んでいるとのこと。ウェイン氏は「車の見た目を変える理由などありません」とエンジン以外はオリジナル版に忠実にする予定だと明言した。
昨年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)の公開30周年にして『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)でドクがマーティを連れて行った「未来」でもある記念すべき“バック・トゥ・ザ・フューチャーイヤー”として盛り上がったが、デロリアンの再製造決定は少し遅れてきたうれしいニュースといえるだろう。(編集部・市川遥)