尊厳死を求めて、ベルギーへ最期の旅に…夫婦の希望を描くドイツ映画
難病ALS(筋委縮性側索硬化症)を宣告された男とその妻の最期の旅を描いたドイツ映画『君がくれたグッドライフ』が、日本で5月21日より公開されることが明らかになった。
本作は、ALSであると宣告されたハンネスとその妻のキキが、尊厳死を求めて、夫婦の友人たちも交え6人で自転車での旅に出る姿を活写するヒューマン・ストーリー。年に1度自転車での旅を楽しむことが恒例になっていた6人は、今年はハンネスらの希望によりベルギーに向かうことに。ハンネスは、人生最期の旅になることを覚悟して、尊厳死が許される国ベルギーを目指していた。友人たちは事情を知りショックを受けるが、キキと共に彼の願いを叶えることを決意する。
ヨーロッパの美しい風景の中、各々が様々な思いを抱えながらもいつもの旅行のように無茶な課題を出し笑い合うなど、愛し合う夫婦と仲間たちの温かい旅が描かれた本作。主人公・ハンネスは、『ヴィンセントは海へ行きたい』でドイツ映画賞で主演男優賞を獲得したフロリアン・ダーヴィト・フィッツが演じた。メガホンを取ったのは、コメディー映画『Lammbock(原題) / ラムボック』などのクリスチャン・チューベルト監督。(編集部・高橋典子)
映画『君がくれたグッドライフ』は5月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA にて公開