日本作品受賞ならず…『インサイド・ヘッド』が最多10部門受賞“アニメ界のアカデミー賞”アニー賞授賞結果
現地時間6日、国際アニメーション協会(ASIFA)が主催する“アニメ界のアカデミー賞”ことアニー賞の授賞式が米ロサンゼルスで開催されたが、映画部門の監督賞、脚本賞、インディペンデント作品賞の3部門にノミネートされていた映画『思い出のマーニー』は残念ながらいずれも受賞ならず。ディズニー/ピクサーによる映画『インサイド・ヘッド』が作品賞などの主要部門を総なめし、最多10部門受賞を果たした。
またインディペンデント作品賞には、日本から『思い出のマーニー』のほか、『バケモノの子』もノミネートされていたがこちらも受賞ならず。同賞には、ブラジル発の長編アニメ『父を探して』が輝いた。
『インサイド・ヘッド』は、作品賞のほか、映画部門の監督賞、脚本賞、声優賞、プロダクトデザイン賞、キャラクターアニメーション賞、音楽賞、キャラクターデザイン賞、編集賞、ストーリーボード賞を獲得。同作は、現地時間2月28日に授賞式が行われる第88回アカデミー賞の長編アニメ映画賞にもノミネート中。同部門には『アノマリサ(原題) / Anomalisa』『映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』『父を探して』『思い出のマーニー』もノミネートされているが、これらの作品に圧倒的な差を見せつける結果になった。(編集部・井本早紀)
アニー賞主要部門結果
作品賞
『インサイド・ヘッド』(監督:ピート・ドクター)
インディペンデント作品賞
『父を探して』(監督:アレ・アブレウ)
短編作品賞
『明日の世界』(監督:ドン・ハーツフェルト)
一般向けテレビ・ブロードキャスト部門作品賞
「シンプソンズ」
映画部門監督賞
『インサイド・ヘッド』ピート・ドクター
映画部門脚本賞
『インサイド・ヘッド』ピート・ドクター、メグ・レフォーヴ、ジョシュ・クーリー