壇蜜が“アントニオ・バンデラス化”へ!ファンの次元ではない!
タレントの壇蜜が都内スタジオで行われたCS映画専門チャンネル「ムービープラス」で放送されるテレビ番組「この映画が観たい」の収録に参加、映画への熱い思いを語った。
テレビ番組「この映画が観たい」は、各界の著名人が自身の人生に影響を与えた映画について熱く語る番組。今回の放送では、壇蜜がセレクトした5本の映画について、なぜその映画が好きなのか、初めて観た時のエピソードを交えて熱弁する。収録を終えた壇蜜は、「自分の人生に絡めて映画の話ができるなんて……。とても濃密でぜいたくな時間を過ごさせていただきました」と振り返る。
壇蜜の映画初体験はムツゴロウこと畑正憲がメガホンをとった『子猫物語』。子どもの頃に祖母に連れられて観に行ったそうで、「とにかくスクリーンが大きくて周囲も真っ暗。そんな空間の中で非日常的なものを見せられる。子どもながらにここは特別な場所だと感じました」と述懐した。
また鑑賞する映画の選び方については、「年を取るにつれてこういうのは観ないようにしようと思っているのは、生きたままヒドい目に遭う映画。例えば『ソウ』シリーズとか『羊たちの沈黙』シリーズとかなんですが。そういった殺伐とした世界よりも、ぼんやりとした世界を楽しみたいという基準で選んでいます」と壇蜜流を貫いている様子だった。
そんな彼女が敬愛するのは俳優のアントニオ・バンデラス。「いまだに(『マスク・オブ・ゾロ』の)ゾロから離れられない自分がいる」と語るほどにその思いは強く、「好きとかそういう次元ではなく、将来的にはわたしは彼になりたいと思っているんです。自分の心の中に騎士道精神を持っていたいと思っていて。そういう意味でゾロは、完全に正義ではないという立ち振る舞いがすばらしい。そして何よりいい師匠に恵まれているところもうらやましいんですよ」とその魅力を力説した。
学生時代の檀蜜の写真も披露されている同番組では『マスク・オブ・ゾロ』のほか、『パラサイト・イヴ』『ムトゥ踊るマハラジャ』『私が、生きる肌』『ウェイク・ウッド ~蘇りの森~』などの映画について、壇蜜ならではの独自視点で、彼女が感じた魅力を語り尽くしている。(取材・文:壬生智裕)
「この映画が観たい」は4月4日23時より、CS映画専門チャンネル「ムービープラス」にて放送予定