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140分全編ワンカット!ベルリン3冠に輝いた『ヴィクトリア』驚異の映像

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驚異の映像!
驚異の映像!

 第65回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)をふくむ3冠に輝いた映画『ヴィクトリア』のポスタービジュアルと予告編が公開され、全編140分ワンカットで撮影された驚異の映像の一端が披露された。

 ドイツ・ベルリンを舞台にした本作は、夜明け前の路上でめぐりあったスペイン人の女の子ヴィクトリアライア・コスタ)と地元の若者4人組の衝撃的な一夜を1カットで撮影したクライムサスペンス。3か月前に母国スペインを離れ、ベルリンにやってきたヴィクトリア。ドイツ語をまだ話せず、異国で友人さえ作れずにいた彼女は、声を掛けてきた地元の若者4人組とビルの屋上で楽しい時間を過ごす。しかし、4人は裏社会の人物への借りを返すためある“仕事”を実行しなければならず、ヴィクトリアもその仕事に巻き込まれていく……。ゼバスチャン・シッパー監督がメガホンを取り、撮影のストゥルラ・ブラント・グロヴレンと共に衝撃的な映像を作り上げた。

 夜明け前の路上で駆け回る4人の若者とヴィクトリア。今回公開された映像で「本当のベルリンを見せてやるよ」という言葉の後に、「全編140分ワンカットの衝撃」と大きな文字が浮かび上がるように、本作ではまるで彼らのそばで実際に物事を体験しているかのような途切れることのない映像を観ることができる。1カットで全て撮影したようにみせる構成が絶賛された『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ではカメラワークや編集を駆使していたが、本作は実際に140分全編が1カットで撮影されたもの。予告編は編集されているが、アクロバティックな演出をあえて避け、登場人物がベルリン各地を駆けずり回るさまを生々しく捉えた140分で一体何をどう映し出すのか? これまでに類をみない映像に期待が高まる。(編集部・吉田唯)

映画『ヴィクトリア』は5月よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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