ニコール・キッドマン ローレンス・オリヴィエ賞にノミネート
ロンドンのウエストエンドの舞台「フォトグラフ51(原題) / Photograph 51」で主演を務めたニコール・キッドマンが、舞台芸術を表彰するイギリスのローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた。
同舞台はDNAの二重らせんの構造解明に貢献したイギリスの科学者、故ロザリンド・フランクリンさんを描いた、アンナ・ジーグラーの作品。ニコールはロザリンド役で、すでにロンドン・イブニング・スタンダード・シアター賞を受賞しているほか、ホワッツ・オン・ステージ・アワードの主演女優賞を獲得している。
オリヴィエ賞は英舞台の最高の栄誉とされており、先日のアカデミー賞助演男優賞を獲得したマーク・ライランスや、ベネディクト・カンバーバッチなどもノミネートされている。
ニコールはウエストエンドで舞台に立てる機会をうれしく思うと以前にコメント。千秋楽を迎えた後、観客の前で演じるのが恋しいとも語っていた。「ものすごく楽しかったわ。特に観客とのつながりが。終わるのがさびしい。土曜日のカーテンコールでは泣き出してしまったわ。舞台監督のマイケル・グランデージに、『次の舞台は17年も待たせないでね』とお願いしたの」と昨年11月のインタビューで言っていた。
ニコールは舞台を絶賛する一方、女性が才能を披露できる機会が少なすぎる映画産業を批判している。「わたしたちは今、変化を求めて団結しているわ。それが重要。あとは、小さな女の子にカメラを持たせ、彼女たちの物語を語らせることが必要だわ。それによって自信が生まれ、力強さを感じられることができると思う」ともコメントしている。
今年のローレンス・オリヴィエ賞ではミュージカル「ジプシー(原題) / Gypsy」が、主演女優賞を含む最多8部門でノミネートされている。(BANG Media International)