野田洋次郎、新人俳優賞に「場違い」
第39回日本アカデミー賞
映画『トイレのピエタ』で演技に初挑戦し、第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した人気ロックバンドRADWIMPSの野田洋次郎が4日、グランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式に出席し、「場違いな気持もしていますが」と戸惑いつつも「光栄に思っています」と喜びを語った。
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ドキュメンタリー映画『ピュ~ぴる』で国内外から高く評価された松永大司監督がメガホンをとった同作で、余命3か月を宣告される主人公を演じた野田は、「1年間、撮影まで監督は毎週のように我が家に来て、何時間も話をして1年後に撮影を迎えて、また1年半後にこの場に立てると思っていなかった。選んでいただいてありがとうございます」と感謝。
「音楽は孤独な作業ですが、映画は周りに一緒に泣く人がいて、笑い合える人がいて、大の大人同士がけんかして、命懸けで作る価値のあるものなんだなと痛感しました」と音楽の世界から映画の世界に足を踏み入れたことを振り返った。
映画で野田と共演した司会の宮沢りえは「本当に役に入り込んで、会うたびにどんどん役が蓄積していく感じがしました。役者さんとは違うアプローチで、一緒に演技をさせていただいてすごく新鮮でした」と語り、「またぜひ映画やってください」とメッセージを送っていた。
新人俳優賞はそのほか『映画 ビリギャル』の有村架純、『orange-オレンジ-』の土屋太鳳、『海街diary』の広瀬すず、『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』の藤野涼子、『恋人たち』の篠原篤、『orange-オレンジ-』『ヒロイン失格』の山崎賢人、『映画 暗殺教室』の山田涼介(Hey! Say! JUMP)に贈られた。(編集部・中山雄一朗)