R2-D2のクリエイター トニー・ダイソンさん、68歳で死去
映画『スター・ウォーズ』のR2-D2を製作した英教授トニー・ダイソンさんがマルタのゴゾ島の自宅で亡くなった。68歳だった。
BBCによると、自宅の玄関が開けっぱなしになっていたため隣人が警察に通報し、亡くなっているのが発見されたという。自然死と思われるが司法解剖が行われるらしい。
ザ・ホワイト・ホース・トイ・カンパニーを所有していたトニーさんは、ジョージ・ルーカスから注文を受け、1977年の映画『スター・ウォーズ』のためにラルフ・マッカリーがデザインしたR2-D2を8体製作。4体はリモコンで作動し、2体はケニー・ベイカーが中に入って操作するデザイン、残り2体はいわゆる“捨て機”で、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のダゴバ星の沼の生物に飲み込まれて吐き出されるシーンに使われたという。
トニーさんは『スター・ウォーズ』に関わっていた時期を「人生で最もエキサイティングだった時」と以前にコメント。「彼はR2-D2を作ったことを誇りに思っていました」と、いとこのスーザン・ショーさんはThe Sun紙にコメントしている。
トニーさんは『スター・ウォーズ』シリーズのほかに、『スーパーマン II/冒険篇』『007/ムーンレイカー』の特殊効果に携わったことでも知られている。(澤田理沙)