藤岡弘、伝説再び! 仮面ライダー“マスクオフ”でファンの前に初登場
俳優の藤岡弘、が15日、都内で行われた映画『仮面ライダー1号』完成披露イベント&舞台あいさつに登場。藤岡は45年ぶりにライダースーツを着た状態でマスクを外す貴重な“マスクオフ”姿を披露し、ファンの歓声を浴びた。
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1971年4月に開始したTVドラマ「仮面ライダー」シリーズ第1作で、仮面ライダー1号=本郷猛を演じ、本作で再びその仮面をかぶって悪と戦う藤岡は、激しいバイク音と「ライダー、変身!」の叫び声が響く中、仮面ライダーとして登場。その後、おもむろにマスクを外して脇に抱えると、「45年の時を経て世界で戦ってきた本郷猛、日本へ帰ってまいりました。本郷猛こと藤岡弘、です。よろしく!」とあいさつ。ドラマ版の初回放送で1度だけ見せたマスクオフ姿を生で見られたファンは大喜びで、会場には「カッコイイ~」という黄色い声援も飛び交った。そんな中、「体中のライダー魂の血が騒いでおります」と興奮を隠せない藤岡は、「45年ぶりに同じ役を演じることは奇跡。感無量でございます」と感動の面持ちで胸中を語った。
本作は、仮面ライダー45周年記念映画。長年にわたって世界各地で人知れず悪と戦ってきた猛(藤岡)が、一人の少女の危機を救うために帰国し、仮面ライダーゴーストと共に悪の組織ノバ・ショッカーと壮絶な戦いを繰り広げるさまが描かれる。
この日は、西銘駿、立花麻由、岡本夏美、阿部力、長澤奈央、武田幸三、大沢ひかる、山本涼介、柳喬之、大杉漣も出席。西銘は、ライダースーツに身を包んだ藤岡の姿に圧倒され、「オーラと気迫がすごくて本当にカッコいいです。本物の仮面ライダーだなと思って……」としみじみ。「自分も仮面ライダーをやらせてもらっているんですけど、まだまだだなと思いました」と完敗宣言まで口にした。
とは言え、現場で本物の演技を学ぼうと前のめりの姿勢だったようで、西銘は「芝居は気持ちが乗っかると、自然と目で相手に思いをぶつけられる」と藤岡から教わったことを紹介。そして、「これまで形にこだわっていた部分」に変化があったことを明かした。また、撮影の合間にはキャスト陣が藤岡からコーヒーを淹れてもらったそうで、大杉は藤岡との共演やその心遣いに大感激で、「役は地獄大使ですけど、気持ちは天国のようでした」とにっこり。西銘も「もともとコーヒーが苦手だったんですけど、少し克服できて美味しかったです」と笑顔を見せた。そんな西銘をはじめたとした若手俳優たちとの交流は藤岡にとっても特別な時間だったようで、「自分の子供のよう」と目じりを下げつつ、「映画界を背負ってもらうためにも、こういう子たちに(役者として)伸びてほしい」とエールを送った。(取材:錦怜那)
映画『仮面ライダー1号』は3月26日より全国公開