柳楽優弥&菅田将暉、狂気の無差別暴行…『ディストラクション・ベイビーズ』衝撃の予告編
柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、池松壮亮ら若手実力派俳優が結集する映画『ディストラクション・ベイビーズ』から、突発的に人々に殴り掛かる柳楽とそれに触発されていく菅田、彼ら二人が狂気を剥き出しにしていく衝撃の予告編が公開された。
本作は愛媛県松山を舞台に、若者たちの欲望と狂気を描く群像劇。小さな港町・三津浜の造船所に芦原泰良(柳楽)と弟の将太(村上)は二人きりで暮らしていたが、泰良はある日突然三津浜を後にし、松山の中心街で相手を見つけてはけんかを仕掛けていく……。
今回公開された予告編は、泰良(柳楽)が手当たり次第、人々に殴り掛かるシーンが次々映し出されていく。その光景を目の当たりにした裕也(菅田)は触発され、泰良の狂気に拍車をかけていく。キャバクラに通う将太(村上)、キャバ嬢の那奈(小松)、那奈が働くキャバクラの店長・三浦(池松)たちの姿も映し出される。予告編の後半ではさらなる狂気が爆発し、ナイフのようなものを手にして人に襲い掛かる裕也、激しく何かを蹴り飛ばす那奈、流血した男の胸ぐらをつかむ泰良……といった具合に一瞬たりとも目が離せない衝撃の連続になっている。
本作の音楽を担当したのはロックバンド、ZAZEN BOYS を率いる向井秀徳。今回はジャズミュージシャンと特別編成し、フリージャズ的なアプローチで、エンディングテーマ曲「約束」を制作した。向井は「この映画には言い訳が無い。この痛みに理由がない。混乱を恐れていない。とにかく、強い。こんな日本映画をずっと待っていた。また新しい何かが始まる気がする。この映画に音楽として参加させてもらったことを私は光栄に思う」と熱いコメントを寄せた。
『イエローキッド』『NINIFUNI』で国内外から注目を浴び、本作が満を持しての商業映画デビュー作となった新鋭・真利子哲也監督が、かねてから多大な影響を受けていたという向井に直接依頼し、今回のコラボが実現したという。新鋭監督×若手実力派俳優陣が贈る本作への期待は高まるばかりだ。(編集部・石神恵美子)
映画『ディストラクション・ベイビーズ』は5月21日よりテアトル新宿ほか全国公開