山本耕史、プリキュア声優陣に敗北
俳優の山本耕史が19日、都内で行われた『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』初日舞台あいさつに出席し、ほぼ男性客で埋め尽くされた客席を見渡すと「女の子がたくさんいるのかと思ったら、意外と僕側の人がいっぱいで」と驚いた。また、以前、女優で妻の堀北真希から「一緒に観に行こう」と誘われたことを明かしていたが、この日は「一人で映画館に行くこともないですし、ましてやこういうプリキュアみたいなものは……」という思いがなくなり、「一回行ってみようかなと思いました」と男一人で鑑賞する勇気がわいたことを伝え、男性客から盛大な拍手を受けていた。
『映画プリキュア』記念すべき20作目は、総勢44人のプリキュアたちと魔女のソルシエールやトラウーマが、“プリキュアの涙”をめぐって歌と魔法の世界でバトルを繰り広げる姿を描いたミュージカル作品。この日はトラウーマの声を務めた山本のほか、キュアミラクル役の高橋李依、キュアマジカル役の堀江由衣、ソルシエール役の新妻聖子が登場した。
会場では男性客に圧倒された山本だが、アフレコ現場では女性パワーにたじろいだようで、「(アフレコは)慣れた作業ではないので、時間をかけて一人で録れると思っていたら(プリキュア役の声優が)全員いるんですよ」と訴えると、「隣でいろんな技を出したり、変身したりするわけですよ」と困惑した表情を見せる。とはいえ、声優陣は慣れたもので、山本は「マイクが空いてないと思ったらサッと空けて入れてくださって、皆さんが僕を誘ってくれた」と感謝すると、「(劇中で)この人たちに勝てるかな? と思っていたら、やっぱり負けました」とぶっちゃけていた。
山本にキャリアの差を見せつけた声優陣だが、ミュージカルは初めてという堀江は、「敵にやられて傷ついて歌うというシチュエーションが自分の人生になかったので難しいと思いました」としみじみ。ところが、結果的に「思ったことやその時のシチュエーションをそのまま感情に乗せて歌うこと」にはまったそうで、「最後の方は傷ついた歌も気持ちよくなってノリノリで歌わせていただきました」とニッコリ。初体験を大いに楽しんだ様子だった。(取材/錦怜那)
『映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』は全国公開中