吉瀬美智子、アフレコの練習中に娘が号泣
『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』 でゲスト声優を務める俳優の安田顕と吉瀬美智子が23日、都内で行われた公開アフレコに出席した。声を荒げるシーンもある吉瀬は「初めての体験だったので、どこからどの声を出していいか分からなかったけど、楽しんでやりました」と話し、「『近づかないで!』というセリフを家で練習していたら、娘が号泣してしまいました」と熱の入った自主練習のひとコマを振り返った。
一方、報道陣の前でアドリブも交えながらアフレコを行った安田は、「難しかったな、緊張しました。改めて声優さんの職業を尊敬しました。言葉だけで感情を表現していく、出来上がっている表情に合わせていく技術は素晴らしいですね。なかなか真似できることじゃないと感じました」と声優の難しさを口にしていた。
本作は、臼井儀人のコミックを基にした国民的人気アニメの劇場版第24作。映画監督としても活躍する劇団ひとりが、本作含めこれまでの『映画クレヨンしんちゃん』シリーズに携わってきた高橋渉監督と共同で脚本を執筆。誰もが見たい夢を見られるという夢の世界を舞台に、幼稚園児・野原しんのすけたちが巻き起こす騒動が描かれる。安田はしんちゃんたちの幼稚園に転園して来た謎の少女・サキの父親で、“夢”の研究者・貫庭玉夢彦(ぬばたまゆめひこ)を、吉瀬はサキの母親・貫庭玉サユリを演じ、お笑い芸人のとにかく明るい安村も本人役でゲスト声優として参加している。
実生活でも父親・母親である安田と吉瀬。子を持つ親として共感するポイントを聞かれると、安田は夢彦が研究に没頭するあまりよからぬ方向に進む事について、「自分も父親として、自分の子が一番であるとあまりに思いすぎると、そっちの方向に行く可能性も親というのは持っているのかなと感じました」と語り、吉瀬は「言葉自体が普通の親だったら思う(内容の)発言だったので、セリフを言いながらうるっと感動しました」と明かしていた。(取材・文:中村好伸)
『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』は4月16日より全国東宝系にて公開