“なぜか日本に居た”エイドリアン・ブロディを直撃!『レヴェナント』プレミアに現れた理由が判明
主演ミステリー『心霊ドクターと消された記憶』の日本公開を5月14日に控えるオスカー俳優エイドリアン・ブロディが電話インタビューに応じ、先月23日になぜか日本に居て、六本木ヒルズで行われた映画『レヴェナント:蘇えりし者』(レオナルド・ディカプリオ主演、ブロディは出演していない)のジャパンプレミアに姿を現した理由を明かした。
約1,000人のファンが集まった『レヴェナント:蘇えりし者』ジャパンプレミアの会場の隅っこで関係者に紛れてたたずんでいたブロディ。呼び掛けられて快くファンサービスする一幕もあったが、彼の出席は特にアナウンスされることもなくただ自然にその場に居たため、Twitter上では「なんでいるのエイドリアンブロディwwwww」など日本のファンたちのどよめきが広がっていた。
3月末のインタビューの日はシンガポールに居て、パブリシストなども同行していないため「元気?」と自ら電話をしてきたブロディは、「旅行が大好きなんだ。実際、ちょっと前には東京に居たよ(笑)。その後も世界を旅していて、象とオラウータンを救おうとしてスマトラの熱帯雨林に行った。東京では桜を見た。ちょうど咲き始めだった」と語る。
『レヴェナント:蘇えりし者』のジャパンプレミアに居た理由については、「レオナルドとは友達だからね。僕たちはスマトラの熱帯雨林に行く必要があったんだ」と旅の途中で立ち寄ったのだと説明。amfAR(AIDSのリサーチを行うNPO)のためのチャリティーオークションに自身が描いた絵を出品するため、香港で行われたアートフェア「アート・バーゼル」に参加していたブロディは、そこで長年の友人であるディカプリオと落ち合ったのだという。
「ヤシ油のプランテーションを作るために、スマトラの熱帯雨林はそのほとんどが失われている。残りわずかな熱帯雨林を保護するため、その状況について周知させたいんだ。熱帯雨林の破壊は生態系を壊し、工業国よりも多くの二酸化炭素を排出する。だから、それが僕がこの旅に参加した理由。東京滞在はちょっとしたギフトだったんだ。おいしい食事を楽しんで、友達に会って、レオはプレミアをした。で、環境の仕事をやったんだよ」。
今回の旅では時間がなく東京だけだったが、半年前には母親を連れて京都に行ったというブロディ。「日本でもっとみんなと時間が過ごせたらいいな」とファンにメッセージを贈っていた。(編集部・市川遥)
映画『心霊ドクターと消された記憶』は5月14日より角川シネマ新宿ほか全国順次公開