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渥美清さん、没後20年に振り返る名演の数々

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『拝啓天皇陛下様』より
『拝啓天皇陛下様』より - (C)1963松竹株式会社

 今年没後20年を迎える渥美清さんの軌跡をたどる「俳優・渥美清の軌跡 -没後20年特集上映-」が、東京・築地にある東劇にて行なわれる。

 山田洋次監督とタッグを組んだ国民的人気シリーズ『男はつらいよ』の“寅さん”のイメージが強烈に残る渥美さんだが、今回の上映会で特集されるのは寅さんになる前の渥美さん。『あいつばかりが何故もてる』『拝啓天皇陛下様』『喜劇 急行列車』など渥美さんの確かな演技力と磨き上げられた話術、そして圧倒的な存在感が光る作品が上映される。

画像テキスト
『あゝ声なき友』より(C)1972松竹株式会社

 1928年に東京で生まれた渥美さんは浅草フランス座を皮切りに、コメディアンとして舞台・テレビで幅広く活躍し、1958年に映画デビュー。1963年公開の主演作『拝啓天皇陛下様』では野村芳太郎監督と組んで愛すべき無知な最下層の庶民を生き生きと表現し、映画界での地位を確立した。

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 そして1968年に山田監督の脚本によるテレビ版「男はつらいよ」で車寅次郎を演じ、その後26年間で48作にも及んだ映画『男はつらいよ』シリーズで日本中に笑いを届けた。

 “寅さん”として親しまれた渥美さんが68年の人生に幕を閉じたのは1996年8月4日。神奈川県鎌倉市の松竹大船撮影所で行われた「お別れの会」には3万人ものファンが訪れてその死を悼んだ。(編集部・海江田宗)

「俳優・渥美清の軌跡 -没後20年特集上映-」は6月11日から24日まで東劇にて開催 入場料金:一般1,500円/シニア1,100円/大学生1,200円/高校生・中学生・小人(3歳以上)1,000円

【上映予定作品一覧】
■松竹作品■
『あいつばかりが何故もてる』
『拝啓天皇陛下様』
『白昼堂々』
『あゝ声なき友』
『友情』
『八つ墓村』
■東映作品■
『沓掛時次郎 遊侠一匹』
『喜劇 急行列車』

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