渋谷シネクイントが8月7日に休館へ 建て替えに伴う一時休業
渋谷を代表するミニシアター「シネクイント」が、8月7日に休館することが劇場公式サイトで発表された。同サイトによると渋谷PARCO(PART1、PART3)建て替えに伴う一時休業で、建て替え終了後の予定は現在検討中とのことだ。
「シネクイント」は渋谷PARCO PART3 の8階にオープンした多目的ホール「SPACE PART3」を前身として、1999年7月に映画常設館としてスタートした。オープニング映画である『バッファロー'66』がロングランヒットを記録したほか、次々とエンターテインメント志向の高い作品を上映してきた。
ミニシアターはピーク時は渋谷だけで10館以上の劇場がひしめき合うほど、若者を中心にブームになっていたが、2000年代後半からはシネマコンプレックス(複合型映画館)の都心への進出などもあってか、閉館する劇場が相次いでいた。ブームの火付け役になっていた渋谷シネマライズが今年1月7日に閉館したことも記憶に新しい。(編集部・小泉裕嗣)
今後「シネクイント」で上演されるラインナップは以下の通り
4月29日より『追憶の森』
6月11日より『エクス・マキナ』
7月より『シング・ストリート(原題) / Sing Street』