『ラピュタ』がアトラクションに!?ディズニーの担当者がイメージ画
テレビで放送される度にSNSで“バルス祭り”が巻き起こるなど、揺るぎない人気を誇る宮崎駿監督の名作アニメ『天空の城ラピュタ』を基にしたアトラクションのデザイン画を、実際にディズニーでアトラクションのデザインを担当するジョン・ラミレス氏が発表した。Kotaku.comなど複数のウェブメディアが伝えている。
以前、『となりのトトロ』のアトラクションのイメージ画も描いていたラミレス氏が今回の題材に選んだのは、今年公開30周年を迎える『ラピュタ』。発表したデザイン画にはお客さんが乗る場所、降りる場所などがリアルに書き込まれており、作品の世界観も忠実に再現されている。
おなじみの小型飛行機フラップターに乗り込むこのアトラクションは、パズーとシータがポムじいさんに小鬼と間違われる廃坑からスタート。パズーの家があるスラッグ渓谷ではドーラ一家が乗ったオートモービルとだいぶ年寄りな蒸気機関車がデッドヒートを繰り広げている。
心優しいロボット兵が大炎上させている国防軍の要塞を通過すると、「すり抜けながらかっさらった」シータと抱き合うパズーの姿が。その先には巨大戦艦ゴリアテ、海賊としては不純な動機でパズーたちが乗せてもらうタイガーモス号、シータがすぐに電話を見つける凧も登場している。
そこまで来たらあとに続くのは「父さんは帰ってきた」を勇気にかえてパズー達が突っ込む竜の巣。暗闇の中で竜たちが襲いかかるが、なんとか抜けることができれば、遂に驚くほど晴れあがっているラピュタに到着するのである……。
残念ながら「バルス」を言うタイミングはデザイン画では描かれていないが、ファンにとってはまさに夢のようなこのアトラクション。スタジオジブリとディズニーの間には大きな壁はありそうだが、その実現を願わずにはいられない。(編集部・海江田宗)