ダニエル・クレイグ『007』引退の意志固く…100億円超のオファー断る
過去4作品で人気スパイシリーズ『007』の主人公ジェームズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグが、6,800万ポンド(約108億8,000万円・1ポンド160円計算)でもう2本、ボンド役として出演してほしいというオファーを断ったという。
【映像】これが最後のダニエル・クレイグ版ボンドなのか…『007 スペクター』
同社関係者は Daily Mail 紙に「ダニエルは純粋にやりきったんです。MGMの幹部と『007 スペクター』の後に話したみたいです。幹部はダニエルにかなり高額の金額を提示していましたが、ダニエルは(続投を)望みませんでした」と語ったという。また「彼は撮影後、みんなにこれが最後になるって言っていました。会社は『007 スペクター』の後も金額次第で交渉ができると考えていたようですが」とも続けたとのこと。
ここ数か月間映画業界では、誰が新たなボンド役に抜てきされるのかという憶測が常に飛び交っていた。つい先週にはイギリス人俳優のトム・ヒドルストンが、サム・メンデス監督やプロデューサーのバーバラ・ブロッコリとロンドンでミーティングしていたという報道が出て、彼こそが次のボンド役なのではないかといううわさが出たばかりだ。
昨年ダニエルは、『007 スペクター』のインタビュー中に再びボンドを演じるくらいであれば「手首を切った方がマシ」と答えたことがあり、もし今後も『007』シリーズに出るとするのならばお金のためであるとも発言していた。ダニエルの『007』続投は今も未定といったところだが、すでに彼は20エピソードあるテレビドラマ「ピュアリー(原題) / Purity」への出演契約を交わしている。(BANG Media International)