『スター・ウォーズ』新作が5週連続首位!『007』もトップ5をキープ
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5月30日付のTSUTAYAレンタルDVD/ブルーレイランキングは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が5週連続で首位を獲得した。
本作の新キャラクターで一番の人気者はJ.J.エイブラムス監督がナプキンに描いたスケッチから生まれたBB-8。大小のボールを上下に組み合わせたようなユニークな姿で、下のボールを猛スピードで回転させて走り回るドロイドだ。特殊効果のスタッフたちは、リモコンで動くバージョンや手動式のパペットなどさまざまなタイプを作り、豊かな感情表現までできる画期的なドロイドに仕上げた。
また有名俳優がカメオ出演していることも話題で、ヒロインのレイ(デイジー・リドリー)が持ち込む廃品を買う商人を『スター・トレック』シリーズのサイモン・ペッグ、レイにフォースで操られるストームトルーパーを『007』シリーズのダニエル・クレイグが演じている。その他、エイブラムス監督の幼なじみでドラマ「HEROES/ヒーローズ」の警官マット役で知られるグレッグ・グランバーグもレジスタンスのパイロット役で出演している。
先週3位に初登場した『白鯨との闘い』は今週も3位。30メートルを超える伝説の巨大な白鯨と捕鯨船乗組員の死闘を描いた、ロン・ハワード監督の海洋アドベンチャー。人望厚いベテランの一等航海士オーウェンをクリス・ヘムズワースが熱演。その鍛えられた肉体で『マイティ・ソー』のソー役で人気を博しているクリスだが、8月公開の『ゴーストバスターズ』や『スノーホワイト/氷の王国』『ラッシュ/プライドと友情』『ブラックハット』など、シリアスからコメディーまでと幅広い役柄に挑戦しており、今後の活躍も楽しみ。
4位の『007 スペクター』はレンタル開始から1か月半以上が経っているが、トップ5内をキープと根強い人気。ジェームズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグだが100億円超の出演オファーを断り、引退の意思が固いと報じられており、今作でクレイグ版ボンドは見納めかもしないという話題性がレンタル人気に一役買っていると思われる。
今週のランキングは以下の通り(カッコ内は先週の順位)
1位『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(1位)
2位『劇場版 MOZU』(2位)
3位『白鯨との闘い』(3位)
4位『007 スペクター』(4位)
5位『俺物語!!』(5位)
6位『ブリッジ・オブ・スパイ』(7位)
7位『ギャラクシー街道』(8位)
8位『ジュラシック・ワールド』(6位)
9位『バケモノの子』(9位)
10位『グラスホッパー』(11位)
今週は6月2日に『杉原千畝 スギハラチウネ』、3日に『オデッセイ』『レインツリーの国』などがレンタル開始となる。これらの順位と共に『スター・ウォーズ』が6週連続首位獲得なるかに注目したい。(取材・文:相良智弘)