感動請け合い女優ジュリアン・ムーア、同性パートナーへの愛をつらぬく新作
世界中の涙を誘った『アリスのままで』の演技でアカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリアン・ムーアの最新主演作『ハンズ・オブ・ラヴ』が11月に日本で公開されることが発表された。お披露目された特報映像では、『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジ演じる同性のパートナーへの真実の愛を貫くジュリアンの姿が明らかにされている。
2007年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した『フリーヘルド(原題) / Freeheld』を基に製作された本作。余命半年という宣告を受けたローレル(ジュリアン)は、自分がいなくなった後もパートナーのステイシー(エレン)が、2人の大切な家で暮らしていけるように遺族年金を遺そうとする。だがそれは同性のパートナー同士では法的に認められないことだった。病と闘いながらも制度の改正を求め闘う決心をしたローレルの訴えは、やがて社会的なムーブメントへと拡大していく……。
マイリー・サイラスによる楽曲「ハンズ・オブ・ラヴ」がBGMとして流れる特報映像では、ジュリアン演じる女刑事ローレルが病に侵されながらも「平等」を求めて、人々に自分の思いを訴えているシーンや、彼女の手を取って応援し、一緒に闘おうとする同僚の姿が映し出され、オスカー女優が魅せる感動作の一端がうかがえる。
『JUNO/ジュノ』で妊娠を経験した女子高生を体当たりで熱演し、自身が同性愛者であることをカミングアウトしているエレンがジュリアンとともに感動を紡ぎ出す同作。ローレルの同僚刑事で長年の相棒であるデインを『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』のマイケル・シャノン、ローレルの闘いに賛同する活動家には『フォックスキャッチャー』のスティーヴ・カレルが扮するなど、ハリウッド屈指の演技派俳優陣が集結している。(編集部・海江田宗)
映画『ハンズ・オブ・ラヴ』は11月26日より新宿ピカデリーほか全国公開