「プリズン・ブレイク」兄役が頭部100針縫う大けが負うも撮影続行 数週間で復帰へ
人気海外ドラマ「プリズン・ブレイク」で主人公の兄リンカーン・バローズ役を務めた俳優ドミニク・パーセルが現地時間5月30日、モロッコでの同シリーズ新作の撮影中に鼻の2か所を骨折、頭部を100針縫う大けがを負った。しかし、撮影は続行となり、ドラマへの影響はほとんどないことが明らかになった。
ドミニク自身、Instagramに傷だらけの顔写真をアップして事故を報告していたが、FOXも「われわれの友人で仕事仲間であるドミニク・パーセルが週の初め、『プリズン・ブレイク』新シリーズの撮影中にけがをし、飛行機で病院に搬送されて治療を受けました」と発表。経過は順調だといい、同声明には「彼がとても元気で、完全に回復する見込みであることを報告できてうれしく思います。彼から、心配や支援の言葉をかけてくれた世界中のファンへの感謝の気持ちと、彼はとても早い段階で復帰するので安心してほしい、と伝えるように言われました」ともつづられている。
『プリズン・ブレイク』のプロデューサーによると、事故直後は撮影が一時中断したものの、ドラマへの影響はほとんどないとのこと。Deadlineは、ドミニクは数週間ほどで撮影現場に戻れる見込みで、戻り次第、彼の撮影できなかったシーンを撮影する予定になっており、今回の事故によって彼のシーンがカットされることはないと報じている。今週には、スケジュール通りカナダのバンクーバーでの撮影に入るため、ドミニクがモロッコで撮れなかったシーンは合成用のグリーンバックと傷を隠すメイクで対応するという。
「プリズン・ブレイク」は、無実の罪で死刑判決を受けた兄リンカーンを救うため、刑務所に潜り込んだ主人公マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)を描いた人気シリーズ。シーズン4まで製作された。その新章となる本作では、死んだと思われていたマイケルが生きていることが明らかになり、彼を救うため、マイケルの妻だったサラ(サラ・ウェイン・キャリーズ)とリンカーンがチームを組んでシリーズ最大の脱出劇に挑むことになる。2017年全米放送予定。(編集部・市川遥)