『ニモ』声優が本音でチクリ!ピクサー初レズビアンカップルのうわさ
映画『ファインディング・ドリー』(日本公開:7月16日)にディズニー/ピクサー作品として初めてレズビアンカップルが登場しているといううわさについて、前作『ファインディング・ニモ』に続きドリーの声を務めているエレン・デジェネレスが口を開いた。
話題になった映画『ファインディング・ドリー』のアメリカ予告編
『アナと雪の女王』のエルサに女性のパートナーを求めるハッシュタグがTwitterのトレンドになるなど、ディズニー作品へのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のキャラクターの登場への要望の声が大きくなりつつあるこのごろ。その中、先月公開された『ファインディング・ドリー』のアメリカ版予告編に一瞬映る赤ちゃん用のコップを拾う女性二人組が、友人関係ではなく、ピクサー初のレズビアンカップルなのではないかという説が、SNSなどを通して非常に盛り上がりを見せていた。
ピクサー側はこのうわさについてのコメントを控え続けていたが、People.comや E! Online によると、ビバリーヒルズで開催された記者会見でエレンが、「個人的にとても素晴らしいことだと思っているわ」と語ったという。続けて、映画やテレビなどのメディアには常に世相を反映してほしいという思いを抱いていることも明かしたとのこと。エレンは以前より、自分が同性愛者であることをカミングアウトしている。
だが、劇中に登場する女性二人組が、本当にレズビアンカップルであるかどうかはエレンにもわからないと話したという。むしろこのうわさを聞くまでそのように考えたこともなかったというエレンは、プレミア上映の際に、そのシーンを探そうと映画を注意深く観たと告白。その上で「女性の一人はとてもよくないショートヘアだったわね。もしもそれがレズビアンの定義だとするなら、あえてその髪にしたのかしら? ショートヘア、特によくないヘアスタイルだからといって、レズビアンということにはならないわ。彼女を担当した美容師はヘタクソだったのよ」とジョークを交えつつ、ヘアスタイルだけで判断した人々にチクリ。だが、まずこのように話題になること自体、喜ばしいことであるとも述べていたという。(編集部・井本早紀)