「牙狼」中山麻聖、声優なのに召喚ポーズ
人気実写ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズのアニメーション作品第2弾「牙狼-紅蓮ノ月-」のブルーレイ&DVD発売を記念するファン感謝祭プレミアイベントが18日、都内で行われ、本作で声優デビューした俳優・中山麻聖が、アフレコ中についつい召喚のポーズをしてしまったりしたと苦労話を明かした。この日は、声優の浪川大輔も登場した。
本作は、絢爛たる貴族文化が花開いた平安京を舞台に、陰陽師によって守護された都で、市井の人の魂を喰らう物の怪“火羅(ホラー)”と、火羅を討滅しようとする“魔戒騎士”や“魔戒法師”の戦いを描く。実写ドラマ「牙狼<GARO>-魔戒ノ花-」で主人公・冴島雷牙を演じた中山が、本作では主人公・雷吼(ライコウ)の声を担当している。
実写とアニメで、2人の魔戒騎士にふんしたことになる中山は「当たり前ですが、声優に体の動きはないのに、鎧の召喚のシーンなど、やっぱり召喚のポーズをしたくなって、ついつい動いてしまいました」と苦笑い。「でも『雷吼を演じられるのは麻聖だけだから、お前らしくやればいい。あとは先輩が引っ張ってくれる』と(本作生みの親の)雨宮慶太さんに言われ、リラックスできました」と初声優を振り返った。「実父の三田村邦彦さんから、何かアドバイスは?」との質問には、「実は声優の話はまだしていないんです。今度、観てくれたかどうか、聞いてみます」と照れくさそうに答えていた。
一方、アニメ「牙狼<GARO>-炎の刻印-」に続き、本作でも藤原保輔役を担当する浪川は、西洋の世界観をベースにしていた「炎の刻印」から一変、和のテイストが全面的に採りいれられた本作について、「自分は、今回の平安時代という設定で、普段使わない昔の言葉に苦労したかな。雨宮さんは外見がちょっと恐くて、僕も会うときはドキドキなんだけど、実はとても柔和で優しく包み込んでくれるんです」と裏話も披露して会場を沸かした。
同じく、中山も「毎回、想像を超えてくるのが『牙狼<GARO>』シリーズ。まさか平安時代とは思わなかった」と感嘆し、「今までの西洋のイメージと違う『和』がテーマになり、(人気漫画家の)桂正和さんのキャラクターデザインと雨宮さんの世界観が融合しています」と見どころを紹介。浪川も「優美な世界観と激しいバトル。キャラクターたちのドラマもある。ラストに向け怒涛の展開です」とアピールしていた。(取材/岸田智)
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