山田孝之に反対の声も「闇金ウシジマくん」監督が製作裏話を暴露!
「闇金ウシジマくん」のテレビシリーズ第3弾の放送、映画版2作連続公開に先がけて、26日に都内で行われたトークショーに実業家の堀江貴文、女優の佐々木心音、山口雅俊監督が出席し、芸能界や映画製作の裏に迫る危険なトークを繰り広げた。
「10日で5割」の暴利で金を貸し付け、返済が滞る債務者は徹底的に追い込んで回収する闇金「カウカウファイナンス」の社長ウシジマを主人公に、特濃の人間ドラマと悲喜劇を描いた真鍋昌平のコミック「闇金ウシジマくん」。山田孝之主演で2010年に深夜ドラマとしてスタートし、2012年に映画第1弾が公開、2014年にドラマと映画の第2弾が放送・公開された。
漫画の実写化とあって原作料の話に切りこむ堀江は、映画『テルマエロマエ』シリーズの原作者ヤマザキマリが「映画が大ヒットしたのに原作使用料が安いとブチ切れてた」とぶっちゃけ。それについて山口監督は「邦画の原作使用料は数百万円。映画がヒットすれば単行本が売れて印税が入るからそれでいいでしょ! という考え」と説明した。その一方、妻夫木聡主演の映画『スマグラー おまえの未来を運べ』では、公開前にひったくりで捕まった脇役の顔にサングラスをかけるCG処理に1,000万円をかけた衝撃の金銭事情も告白。元俳優の高知東生容疑者が覚せい剤取締法違反などで逮捕されたことにも触れ、「あれによる(製作側の)ダメージも契約では補償されない」とも語った。
本作においては、「(ウシジマ役は)最初は山田くんじゃないという声もあったけど、映像的には説得力があった」と述懐。また、劇場版第1弾での林遣都演じる純が、資産家のパーティーで1,000万円の融資を賭けて1分でシャンパン1本を飲み干すシーンは、堀江のパーティーで目にした光景がモデルと暴露した。実際は「ボトル半分のシャンパンを一気飲みしたら映画製作費5億円を融資」という某氏の発案で飲みきった人がいたのだが、約束は反故にされたとか。
ドラマ業界からは、出演依頼は基本的に芸能事務所との口約束で契約書がないこと、大手事務所の俳優が主役の場合、もれなく同所から共演者がついてくるというキャスティングの実情も明かす。しかし、この“バーター”に関しては「どんな役でもオーディションをすべき。そうすればドラマはもっと面白くなる」と反対姿勢を見せる。さらに、近年よく見るラテ欄の「いよいよ最終章!」といったドラマの煽り文句は「視聴率が苦しい時に使う」と話し、堀江らを驚かせていた。(取材/錦怜那)
テレビドラマ「闇金ウシジマくん Season3」は7月放送
映画『闇金ウシジマくん Part3』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』は今秋連続公開