客席が360度回転!劇団☆新感線「髑髏城の七人」新劇場でロングラン上演!シーズンごとに異なるキャスト
劇団☆新感線の代表作「髑髏城の七人」が、2017年3月に豊洲にオープンするアジア初の没入型エンターテインメント施設「IHIステージアラウンド東京」のこけら落とし公演に決まった。“花・鳥・風・月”の4シーズンに分けて1年3か月にわたってロングラン上演し、シーズンごとに脚本・演出を練り直して、キャストも異なる全く違ったアプローチの「髑髏城の七人」を見せる。
IHIステージアラウンド東京は、1,300人以上もの観客を乗せて360度回転する円形の客席を劇場中央に配置し、その周囲をステージとスクリーンがぐるりと取り囲む斬新で壮大な劇場システムを採用した新劇場。ステージアラウンド劇場としてはオランダに続く世界で2番目のオープンで、演劇の中心であるイギリス・ロンドンでも2017年のオープンを予定している。
そんな新劇場のこけら落とし公演に決まったのが、織田信長が本能寺で討たれて8年、豊臣秀吉の手に天下が握られようとしていた頃の関東を舞台にした「髑髏城の七人」(作・中島かずき、演出・いのうえひでのり)。第1弾のシーズン《花》公演には、2011年に上演された同作で捨之介を演じた小栗旬が6年ぶりに新感線に参加し、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名といった新感線初参加メンバーや、「阿修羅城の瞳」以来13年ぶりの参加となる近藤芳正、そして古田新太、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、礒野慎吾、吉田メタル、保坂エマといったおなじみの劇団員が集結する。
小栗は「この劇場は360°セットやプロジェクターがあるので、やろうと思えば、場面転換や暗転がなくても芝居を続けることができるので、お客さんを飽きさせない作品作りがとても豊かにできるのではないかと思います」とコメント。今は毎日殺陣の練習をしているといい、「老若男女問わず、日本独自の時代活劇を楽しんでいただけると思います。しかも客席は回りますし、テーマパークに遊びに来た感じで面白い時間を共有してほしいです」と呼び掛けている。(編集部・市川遥)
「髑髏城の七人」《花》公演は2017年3月30日~6月12日までIHIステージアラウンド東京で上演 チケットの発売は今年11月26日を予定