「トップギア」司会がまた降板…性的暴行容疑&低視聴率で
クリス・エヴァンスが現地時間4日、BBCの長寿自動車情報番組「トップギア」の司会を降板したと自身のTwitterで発表した。クリスは前司会のジェレミー・クラークソンがプロデューサーを殴って(滞在先のホテルで温かい食事を出す時間が終了しており、ステーキとフライドポテトが食べられないと知って激怒したため)解雇された後、司会に抜てきされたばかりだったが、わずか1シーズンで姿を消すことになった。
ジェレミー降板後の新生「トップギア」は今年5月よりスタートしたが、以降ずっと視聴率に苦戦してきたほか、出演者の不仲もうわさされてきた。クリスは「『トップギア』を降板します。全力を尽くしましたが、それでは十分でない時もあります。チームは本当に素晴らしかったです。彼らの健闘を祈っています」とツイートした。
また、視聴率の問題だけではなく、クリスには性的暴行疑惑がかけられており、降板を発表した同日、ロンドン警視庁は1990年代のロンドンで起きたとされる性的暴行事件でクリスを捜査していると発表。今年5月に被害届が出されていた。Heat Street は、クリスと1990年代に働いていた女性が2年間にわたって毎日、局部を露出されるなどのセクハラやイジメを受けていたとも報じている。BBCによると、クリスの後任は決まっていないという。
ちなみに、前司会のジェレミーや彼と一緒に番組を離れたリチャード・ハモンドとジェームズ・メイが立ち上げた新たな自動車番組「ザ・グランド・ツアー(原題) / The Grand Tour」はこの秋、Amazonで配信される予定。(編集部・市川遥)