「ソードアート・オンライン」実写ドラマ化!ハリウッドで製作<作者コメントあり>
3日、アニメ映画も製作中の全世界累計発行部数1,900万部を誇る人気小説「ソードアート・オンライン」の実写ドラマが、アメリカ・ハリウッドで製作されることが発表された。
実写映像化権を獲得したのは、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』などを製作したスカイダンス・メディア。原作ありきの作品を、世界観を広げつつ作ることを得意としており、小説を基にした『ワールド・ウォー Z』『アウトロー』などをヒットさせたほか、「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化も予定している。
「ソードアート・オンライン」の実写ドラマでもスカイダンスは、小説発行元の株式会社KADOKAWA協力のもと、原作にならったストーリーをテレビドラマとして展開させていくとのこと。またドラマ以外にも、バーチャルリアリティー体験企画も計画しているという。同社CEOのデイビッド・エリソンは、「『ソードアート・オンライン』は、壮大なポップカルチャー現象となることでしょう」と自信をのぞかせている。
ドラマのパイロット版の脚本は、『アバター』『シャッター アイランド』などのレータ・カログリディスが担当。レータは「何年もの間、『ソードアート・オンライン』シリーズの独創的で見事なストーリーテリングにインスパイアされてきました。最先端でありながら時代を問わない『ソードアート・オンライン』のストーリーを、スカイダンスで新しいシリーズとして立ち上げられること、また優秀なパートナーたちと共に仕事ができることをうれしく思っています」と語っている。
これらの決定に「ソードアート・オンライン」の原作者である川原礫は、「『ソードアート・オンライン』がハリウッドで実写ドラマ化、しかもあのスカイダンスによって……という思いがけない展開にとても興奮し、また感動しています。映像を見られる日が楽しみで仕方ありません」とコメント。「今回のドラマ化を実現させてくださった全ての関係者様、そして『ソードアート・オンライン』をいままで応援して下さった全世界のファンの皆様に心から感謝いたします」と喜びをにじませた。
「ソードアート・オンライン」は、特殊なマシンを使用して仮想空間とプレーヤーの感覚をつなぐオンラインゲームに閉じ込められた主人公たちが、現実世界に戻るため仲間と共にゲームクリアを目指すSFエンターテインメント作品。2012年にはテレビアニメ化、2014年にはテレビアニメの第2期が製作された。また2017年春にはアニメ映画『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が公開される予定。(編集部・井本早紀)