ディズニー新作、R指定ソーセージアニメに敗北!『スーサイド・スクワッド』はV2
全米ボックスオフィス考
先週末(8月12日~8月14日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、DCコミックスの悪役が勢ぞろいする映画『スーサイド・スクワッド』が興行収入4,353万6,013ドル(約43億5,360万1,300円)で2週連続となる1位に輝いた。前週比67.4%ダウンと大幅に下げてしまったものの、首位の座を守るのには十分な数字だった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)
ソニーのソーセージを主人公にしたR指定アニメ『ソーセージ・パーティー(原題) / Sausage Party』が3,103館で、ディズニーのリメイク版『ピートとドラゴン』が3,702館で新たに公開となったが、『ソーセージ・パーティー(原題)』が興収1,000万ドル(約10億円)以上の差をつけて勝利。興収3,426万3,534ドル(約34億2,635万3,400円)を稼ぎ出し、初登場2位となった。
同作はソーセージが自らの存在についての真実を追い求めるというストーリーで、セス・ローゲン&エヴァン・ゴールドバーグという北朝鮮・金正恩第1書記の暗殺を題材にした『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』のメンバーらが脚本を執筆した。ディズニー/ピクサーに対するパロディーにもなっている。声優陣にはジェームズ・フランコ、ジョナ・ヒルらが名を連ねた。
ディズニーのリメイク版『ピートとドラゴン』は興収2,151万4,095ドル(約21億5,140万9,500円)で3位デビュー。『ソーセージ・パーティー(原題)』と同様に高い評価を得ているが、興収にはつながらなかった。そのほかメリル・ストリープがオンチのオペラ歌手、ヒュー・グラントがその夫にふんしたコメディードラマ『フローレンス・フォスター・ジェンキンス(原題) / Florence Foster Jenkins』も評価は高かったが、興収660万1,313ドル(約6億6,013万1,300円)で初登場8位となった。
今週末は、再び映画化された『ベン・ハー』、日本の神話をモチーフにした3Dストップモーションアニメーション『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo And the Two Strings』、ジョナ・ヒル&マイルズ・テラー共演のクライムコメディー『ウォー・ドッグズ(原題) / War Dogs』などが公開される。(編集部・市川遥)
8月12日~8月14日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『スーサイド・スクワッド』
2(初)『ソーセージ・パーティー(原題) / Sausage Party』
3(初)『ピートズ・ドラゴン(原題) / Pete's Dragon』
4(2)『ジェイソン・ボーン』
5(3)『バッド・マムズ(原題) / Bad Moms』
6(4)『ペット』
7(5)『スター・トレック BEYOND』
8(初)『フローレンス・フォスター・ジェンキンス(原題) / Florence Foster Jenkins』
9(6)『ナイン・ライヴズ(原題) / Nine Lives』
10(7)『ライト/オフ』