“愛梨の妹”にとどまらない!平祐奈、等身大の魅力で躍進
あいくるしい笑顔が印象的な、18歳の誕生日を迎えたばかりの女優・平祐奈。タレントの平愛梨を姉に持つが、バラエティー番組などのイメージが強い姉に対し、祐奈は女優色が強い。活動開始したばかりの頃こそ“愛梨の妹”として注目されていたが、この1年で女優として飛躍的な成長を見せ、来年には6本の出演映画の公開をひかえるほどだ。そんな祐奈のブレイクの要因は、何といってもその等身大の魅力にある。
姉・愛梨がサッカー日本代表・長友佑都との交際を公表した際には、サポートを公言するなど、仲がいいことで知られる平姉妹。2人の性格は正反対だが親友のような関係なのだといい、10代で芸能界をわたっていく上で14歳年上の姉・愛梨は、祐奈にとって芸能界の先輩としても頼もしい存在に違いない。そんな愛梨の“可愛すぎる妹”として、徐々に世間の視線を集めていった祐奈。
有名人の家族となると、“七光り”のイメージを持たれがちで、いわれのない誹謗中傷を浴びることもある。しかし、祐奈は今年上半期のCM起用社数(ニホンモニター調べ)が女性タレント6位の7社となったことからもわかるように、好感度は高い。さらに言えば、愛梨の妹というよりもハイティーンの代表としてメディアに登場する機会が多い。過去にはテレビ東京「おはスタ」のおはガールを務め、現在は10代が気になるテーマに着目したNHK「Rの法則」にレギュラー出演中、そして高校生がターゲットの雑誌「HR」(グラフィティ)のレギュラーモデルを務めるなど、その世代の顔ともいえる存在になっている。
また、映画『20世紀少年』(2008)のヒロインに抜擢されたことで一躍有名になった、やや遅咲きの姉とは対照的に、祐奈は10代から活躍。現役高校生の彼女は、女優としても制服姿で等身大の役どころに挑むことが多い。この夏公開された映画『青空エール』や、来春公開の『ReLIFE』でもみずみずしい学生役で、フレッシュな魅力を存分に発揮している。長い黒髪にナチュラル眉を残した控えめなメイク。決してイマドキ風でない“どこにでもいる子”的な雰囲気を保ちつつ、存在感を見せつける。
昨年行われたイベントでは、純粋なイメージを裏切るような「真逆な悪い子をやってみたい。不良っていうんですか、いけないことをやる役をやりたいです」と語っていた祐奈。等身大の魅力を武器に活躍の場を広げた彼女だが、その殻を破ったときのさらなる躍進に期待したい。(編集部・小山美咲)