チャウ・シンチー、歴代ナンバーワンヒット!記録破りの新作が日本上陸
映画『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチーが製作・監督・脚本を務め、中国で記録破りのヒットを記録した新作映画が『人魚姫』(原題:美人魚)のタイトルで来年1月7日より日本公開されることが決定した。
本作でシンチーが描くのは、人間と人魚族の男女が繰り広げるラブロマンス。リゾート開発のため自然保護区域の埋め立てを進める若き実業家リウ(ダン・チャオ)と、彼を暗殺しようと人間に変装して近づいた人魚族の女性シャンシャン(リン・ユン)が何故か恋に落ちてしまうことに。人魚族と欲に駆られた者たちの武力闘争に巻き込まれていく二人の運命を描き出す。
2月8日に公開された中国では、公開初日の最高興行収入記録と1日の最高興収記録を更新する2億7,000万元(約40億5,000万円)を記録。さらに、その後のバレンタインデーだけで製作費と同額の興収3億元(約45億円)を稼ぎ出すと、公開からわずか12日目で中国歴代興収ナンバーワンヒット映画に躍り出し、最終興収は33億8,800万元(約508億円)を記録した。(数字は配給調べ・1元15円計算/2016年9月23日時点)。
主人公の人魚姫役を選ぶにあたって、12万人規模のオーディションが開催され、新人女優リン・ユンを大抜擢。人魚たちの住処を荒らす人間の身勝手な行動への批判を込めながら、随所に子供か! と突っ込みたくなるような爆笑ネタが満載。環境破壊への警告と未来へのメッセージを込めた、文字通り笑って泣ける、異色ラブロマンスの誕生だ。(編集部・入倉功一)
映画『人魚姫』は2017年1月7日よりシネマート新宿ほかにて「2017冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」の一環として全国順次公開