トランプ氏が勝利!レディー・ガガらセレブたちにも広まる落胆…
現地時間9日、アメリカ大統領選挙で共和党のドナルド・トランプ氏が、民主党のヒラリー・クリントン氏を破り、当選を果たした。レディー・ガガをはじめとする多くのセレブたちが、選挙キャンペーン中から熱心にクリントン氏を支持してきただけに、Twitter上には続々と落胆・困惑するセレブたちの声があがっている。
9日の朝早くから、ニューヨークにあるトランプタワーの前で、ゴミ収集車に乗って「愛することは嫌悪することに勝る(Love trumps hate)」と書かれたボードを掲げ、抗議していたガガ。トランプ氏の勝利を受けて、ゴミ収集車のうえで抗議していたときの写真とともに「私は愛が嫌悪に勝るような、思いやりのある国に住みたい」と心に響くツイートをした。
同じく歌姫のケイティー・ペリーは、「じっと座ってないで。くよくよしないで。動いて。“憎しみ”に私たちを指揮させるような国家じゃないわ」とアメリカに活を入れた。一方のアリアナ・グランデは、トランプ氏の当選が濃厚になっていくタイミングで「本当に恐怖でしかないんだけど」「泣いてるわ」と悲鳴のツイート。
『アベンジャーズ』シリーズなどのキャプテン・アメリカとして知られているクリス・エヴァンスは、「アメリカにとって恥ずべき夜だ。僕たちは、憎悪の念をかき立てる扇動者にこの国家のリーダーの役目を託した。いじめの代表格に僕たちの針路を預けた。精神的に打ちのめされているよ」と落胆。
『テッド』シリーズの監督と脚本、テッドの声を務めたセス・マクファーレンは「ある人はブッシュが好きじゃなかった。ある人はオバマが好きじゃなかった。でも今回は違うんだ。嫌いっていうのを忘れてくれ。多くの人は今、心から恐怖を感じているんだ。これは初めてのことだ」とこれまでの大統領とは明らかに次元が違うことを嘆いた。
『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインも「このすべてのことからわかるポジティブなことは、私たちは人種差別や性差別から解放されたっていうフリがもうできないってことね。問題なのは、さてどうするか?」とするどい指摘を投げかけた。また、ハリウッドで活躍するイギリス人俳優のジェームズ・コーデンは「ブレグジット(イギリスのEU離脱)と同じような気分だ」と自国で起きたこととなぞらえていた。(編集部・石神恵美子)