『君の名は。』ハワイ国際映画祭で長蛇の列!異例の事態に
大ヒット映画『君の名は。』が、ハワイ国際映画祭で11月13日(現地時間)クロージング上映され、1,000人を超える観客に急きょ4スクリーンを開けるという異例の事態を招いた。
日本で異例のヒットを記録している本作の評判は、すでにハワイのアニメファンにも伝わっており、初回の上映は即座に完売。映画祭側が急きょ上映回を増やし、さらにどちらの回も350人収容の巨大スクリーン2つで上映するという異例の事態となった。入場前には映画館の周りに長蛇の列ができ、2回目の上映は30分遅れでスタート。映画祭関係者も「ここまでの人気とは想像していなかったから本当にびっくりしています。こんなに人が集まったのは初めてです」と戸惑いを隠せない様子だった。
劇場内では、上映を待ちわびた人々の熱気に包まれ、30分遅れで上映が始まった。主人公たちが入れ替わるたびに笑いが起こるなど、上映中も大いに盛り上がり、上映終了後は会場全体が温かな拍手で包まれていた。
観客に感想を聞いてみると、「日本のアニメが大好きでこの映画が来るのを本当に楽しみにしていたの! ティッシュ持ってきてよかった(笑)」(21歳・現地在住女性)、「音楽がとても印象的だった」(18歳・現地在住男性)、「運命的な恋というのは現実にあるんだなって感動したよ。ぼくも誰かとすれ違って運命を感じたいな(笑)」(26歳・現地在住男性)など、日本人と同じように同作を楽しんだよう。
年内に米国で公開されることが決定し、第89回アカデミー賞長編アニメーション部門の選考対象作品となった本作。『Your Name.』の英題で、12月2日~8日にロサンゼルスのレムリー・ミュージック・ホールで限定上映された後、年明けから全米各地で拡大公開が予定されている。今から全米公開が楽しみだ。(取材・文:森田真帆)