「ジーク・ジオン」が響き渡る!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』初日
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』初日舞台あいさつが19日、新宿ピカデリーにて行われ、シャア・アズナブル役の池田秀一、ララァ・スン役の早見沙織、ランバ・ラル役の喜山茂雄、キシリア・ザビ役の渡辺明乃、主題歌を担当した森口博子、そして安彦良和総監督が登壇した。本作は「シャア・セイラ編」の完結となるが、壇上にセイラ・マス役の潘めぐみがいないことについて、安彦総監督は「(第4話で)出番を作らなかった僕のせいですね」と苦笑いを浮かべていた。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』初日、会場に 画像ギャラリー
本作は『機動戦士ガンダム』キャラクターデザイン・アニメーションディレクターを務めた安彦によるコミック「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を自身の手でアニメ化したシリーズ第4弾。シャア・アズナブルと妹セイラ・マスの悲劇の原点となる過去が描かれる。
本編の終わりには次作「ルウム編」の予告が公開されているが、2017年秋に「第5話 激突 ルウム会戦」、2018年に「第6話 誕生 赤い彗星」がイベント上映されることが発表されると、池田は「すでにシナリオは読んでいるのですが、いま赤くなりかけているシャアは、完全に赤くなります」と期待をあおる。喜山も「ランバ・ラルは青い巨星と呼ばれていますが、いつそうなるのか『ルウム編』が楽しみです」と笑顔をみせると、渡辺は「キシリアは大人になり、どんどん残虐になっていきます。これからもザビ家はどんどん悪巧みをしていきます」と宣言し、会場を沸かせていた。
主題歌「宇宙の彼方で」を担当した森口は「25年ぶりに劇場版ガンダムの主題歌を歌うことができて幸せです」と感無量な表情を浮かべると「10代で『機動戦士Ζガンダム』の主題歌、20代で映画『機動戦士ガンダムF91』、30代で『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』、そして40代でこの作品にめぐり合えました。一音入魂で歌わせていただきました」と笑顔を見せていた。
前述したように、これまでの舞台あいさつで登壇していたセイラ役の潘がいないことで、この日に登壇したキャストはすべてジオン軍。司会者から「やりましょうか、ジーク・ジオン」と声を掛けられると、早見が指揮をとり「ジーク・ジオン」の掛け声が鳴り響き、会場が一体となった。(磯部正和)
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』は2週間限定公開中