ブレイク・ライヴリー、過酷アクションで傷だらけ!
ブレイク・ライヴリーふんするヒロインが、危険な人食いサメに狙われるパニックサスペンス『ロスト・バケーション』から特別映像が公開され、スタントをほぼ自らこなし、傷だらけになったという過酷な撮影の裏側が明らかになった。
海外ドラマ「ゴシップガール」などで知られるブレイクが演じたのは、秘境のビーチを訪れる医学生のヒロイン。サーフィンを楽しんでいたものの脚を負傷してしまい、必死の思いで岩場に辿り着くも、巨大なホホジロサメが周囲を旋回していた。海岸までおよそ200メートルだが、その岩場が満潮で沈むまで残されたタイムリミットは100分……。究極のワンシチュエーションで、緊張感と恐怖心をあおる一作だ。
今回公開された映像は、ブルーレイ&DVDに収録される特典映像の一部。まず、『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』など、リーアム・ニーソンのアクション作品を数多く手がけ、本作でメガホンを取ったジャウマ・コレット=セラ監督が、「シンプルな題材は過去にも撮ったが、本作は恐ろしい要素ばかりだ。舞台は1か所で、しかも海。主要人物は1人、そして動物。それが合わさると監督への難題になる」と苦労を振り返る。一方で、主演のブレイクについて「一度水に入ると完璧な画が撮れるまで出ようとはしなかった」と称賛を惜しまない。
それに対し、ブレイクは「トレーニングは必要だったわ。できるだけ上手くサーフィンができるようにしなければいけなかったし、体がついていけるよう、耐久力をつけるトレーニングもかなりやったわ」と役づくりについて語る。さらには、撮影期間の最後の2週間前までスタントダブルさえおらず、それまでのスタントを自らこなしていたといい、「それなりに『戦傷』を負ったけど、それだけの仕事ができた自分を誇りに思えたわ」と女優魂をのぞかせる一幕も。
また、海での撮影ではヘリコプターからワイドショットを撮影するため、「海上に岩とブイがある撮影現場に着いたら、私をそこに残して、みんな岸に戻ってしまった」と普通の作品ではなかなかない1人っきりの時間があったことに、「美しいと同時に、ものすごく恐ろしかった。感動的な経験だったわ」としみじみ。最後は「映画を見た人たちがあの島に押し寄せないといいけど」と笑顔を見せていた。(編集部・石神恵美子)
『ロスト・バケーション』ブルーレイ&DVD 11月23日発売、同日レンタル開始(【初回生産限定】ブルーレイ 4,743円+税、【初回生産限定】DVD 3,800円+税)