遠藤周作「沈黙」ハリウッド版の初予告!窪塚、浅野ら日本人キャストの姿も
マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作さんの原作と出会ってから28年かけて実現させた映画『沈黙 -サイレンス-』の初となる予告編(海外版)が公開された。大幅な減量に挑んだリーアム・ニーソンを筆頭に、アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバーらの体当たりの演技に加え、二人の司祭(アンドリュー、アダム)を長崎へと導くキチジロー役の窪塚洋介、司祭に棄教を迫る通辞役の浅野忠信ら日本人キャストの姿も確認できる。
本作は、17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師フェレイラ(リーアム)の真実を確かめるために日本を訪れた宣教師ロドリゴ(アンドリュー)の目を通して、人間にとって本当に大切なものとは何かを描いた壮大な歴史大作。予告編では日本の地を踏んだロドリゴに想像を絶する苦難が降りかかるさまが明らかになり、完成版のお披露目はまだなのにもかかわらず、本作がオスカー有力候補とされる理由がうかがえる。(編集部・市川遥)
映画『沈黙 -サイレンス-』は2017年1月21日より全国公開