吉高由里子、5年ぶり主演映画で殺人者役に初挑戦!ショッキングミステリー実写化
女優の吉高由里子(28)が、小説家・沼田まほかるのヒット作を実写化する映画『ユリゴコロ』(2017年9月全国公開)で主演を務めることが明らかになった。吉高の主演映画が公開されるのは、2012年の『僕等がいた』以来、およそ5年ぶり。キャリア初の殺人者役に挑戦しており、「なかなか共感しづらい部分もある難しい役でしたが、久しぶりの映像作品で貴重な経験をさせて頂きました」と語っている。
3年ぶりの主演テレビドラマ「東京タラレバ娘」(日本テレビ系・来年1月スタート)では、売れない独身脚本家にふんする吉高だが、『ユリゴコロ』では一転。生まれながら「人間の死」を心のよりどころとし、殺人という行為から逃れる術を持たない女性・美紗子を演じる。
原作は、2012年に大藪春彦賞を受賞し、同年の本屋大賞で6位、「このミステリーがすごい!」国内部門で5位をマークした、累計発行部数25万部を突破するヒット作。沼田にとって初の実写映画化作品となる。
物語は、ある家族の余命わずかな父の書斎で見つかった、殺人者の手記をもとに展開。いったい誰が何のために書いたものなのか。壮絶な告白と共に謎が明らかになる過程で、壮絶な愛の物語が紐解かれていく。
『君に届け』『近キョリ恋愛』の熊澤尚人が脚本・監督を務めてショッキングな原作を映像化。9月初旬から10月中旬までのおよそ1か月にわたる撮影を通して、悲しみの連鎖の中で愛を知り、自らに抗い苦悩する難役に挑んだ吉高を、熊澤監督は「吉高さんの繊細かつ大胆な演技力のおかげで、今までにない、美しくも悲しい殺人者を表現できたと確信しております。是非ご期待下さい!」と称賛している。(編集部・入倉功一)