土屋太鳳が“奇跡の花嫁”に!佐藤健と初カップルで感動の実話が映画化
土屋太鳳が、佐藤健とダブル主演を務める映画『8年越しの花嫁』で、結婚式直前に病魔に襲われて意識を失い、一時は心肺停止の状態に陥りながらも8年の歳月を経て結婚式を迎える“奇跡の花嫁”を演じることが明らかになった。YouTubeに投稿された動画が話題となり、2015年には「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」として書籍化もされた実話の映画化作品で、『るろうに剣心 伝説の最期編』以来約3年ぶりの共演となる土屋と佐藤の2人が、カップルとして初めてスクリーンに登場する。
本作のモデルとなっているのは岡山県在住の中原尚志(ひさし)さん・麻衣さん夫婦。交際から2年目の記念日にプロポーズされ、2007年3月の挙式に向けて準備をしていた麻衣さんは突然、原因不明の病に襲われる。その後、「抗NMDA受容体脳炎」という発症率が300万人に1人とされる難病と診断された麻衣さんは、長い昏睡状態とその後のリハビリを経て、8年後の2014年12月に結婚式をあげた。その模様を式場の運営会社が撮影した映像が「8年越しの結婚式」というタイトルでYouTubeに投稿され、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として話題になった。
麻衣さんを待ち続けた尚志さんについて知ったとき、「現実にこんな人生がありえるのかと心が震えました」と明かす佐藤は、「あるカップルに舞い降りた奇跡の実話を少しでも多くの方に伝えたいという想いで、この役を引き受けさせていただきます」とコメント。「お二人のことをちゃんと見守り続けてくれていた神様と、この作品との出会い、そしてこんなにもまばゆい生き方を僕達に見せてくれた尚志さん、麻衣さん、お二人のご家族の皆様に心から感謝して、そして敬意を込めて、全身全霊を捧げ撮影に臨みます」と意気込みを語っている。
一方の土屋も、中原さん夫婦の人生を「壮絶な奇跡」と表現。「心からの感謝とともに大切な記憶に真摯に向き合い、その日々を生きたいと思います」と話し、共演の佐藤には「魂を削り、役を生きる背中は常に私の目標です。全力でぶつかります」とメッセージを送っている。
本作は『64-ロクヨン-』シリーズなど深い人間ドラマを描くことに定評のある瀬々敬久監督がメガホンを取り、来年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」も手がける岡田惠和が脚本を担当する。2017年1月にクランクインを控えており、公開は2017年の冬を予定している。(編集部・海江田宗)